名も無き世界へようこそ。 ここには主に日常の日記、野球関連の事柄、アニメの感想を載せています。 また、最近二次創作SSも書き始めました。 良かったら読んでいってくださいw 読んだらコメント書いてくれるとメチャ嬉しいですw 宜しくお願いしますwm(_ _)m

2007年11月27日火曜日

<第5話 終わりと始まり>

二次創作SS『魔法少女リリカルなのは ~定められし運命~』






<第5話 終わりと始まり>







「…さぁて、久々にやりますか!行くぜ、ラグナロク!!」

智哉の掛け声と共に、巨大な魔方陣が展開され、

「ラグナロク、ファーストリミッター解除。」

≪ファーストリミッター解除、承認しました。これより魔力レベルの数値を上昇させます。≫

ラグナロクより、発動の合図。すると、智哉の体内から今までとは次元の違う魔力反応がアースラでは計測されていた。

「現在、智哉さんの魔力値、SSランク!未だ上昇止まりません!!」

艦に待機している全員がただその溢れて止まる事の無い魔力に度肝を抜かれていた。

「……何て馬鹿魔力だ。……いや、もうここまで行くと、正直言葉に出来ないと言うか何と言うか……。」

魔力値の計測はまだ続いてる。そして、その数値は今まで目にした事も無い数値を示している、いや、示し続けている。ふと、智哉は思い出したように話す。

「……ああ~、忘れてた。魔力値を計測するのは止めた方が良い。メーターが振り切ったり、最大値を越えたりして測定器がぶっ壊れるぞ?今でもう既にSS+クラスを示してるだろうからな。」

その通りだった。メーターはもう直ぐ計測出来る限界値に達しそうだったのだ。

智哉は続ける。

「……これから、魔導ランクSS+をオーバーする。壊れるのを防ぐのなら今のうちだ。これが最終警告だからな。」

その言葉に、エイミィは戸惑い、リンディに意見を求める。

「……分かりました。止むを得ませんね。魔力値計測中断してください。」

そのように言うと、エイミィは計測を中止する。智哉は、

「まあ、計測するより自分で感じると良い。……いくぞ、ラグナロク。バスタード・モード、フルドライブ!!」

≪バスタード・モード開放承認。イグニッション!≫

その瞬間、智哉は眩い光に包み込まれ、辺り一面全てを包み込んだ。







光が収束していく。やがて消えると、そこには先程の漆黒の鎧に包み途轍もない魔力を放出していた智哉の姿は無かった。変わりに、全身鎧を極限まで削り取った灰色の鎧に包まれている智哉の姿があった。

そして、手に持っていたラグナロクも全く形が変わっていた。二股の刀身が左右に、かつ垂直に畳まれ、刀身だった部分からは、白色に輝く巨大な光の刃。それも智哉の身長の2倍は勇にある。

「さあ、ショーの始まりだ!!」

「一撃目、煉獄爆炎斬!」
「二撃目、神水衝迅!」
「三撃目、烈震天昇波!」
「四撃目、空波絶風撃!」
「五撃目、氷龍滅崩陣!」
「六撃目、壮雷神剣!」
「七撃目、シャドーブレイク!」
「ラストだ、ホーリーブレード!」

智哉は息継ぎせず、強固な結界に対して8連撃を放った。しかし、攻撃した部分は膜が薄くはなったがとても突破出来たものではない。それを見ていた和麻が智哉にやっぱり無理だったじゃないかと言おうとした時、智哉を中心に先程のリミッター解除時に広げたものよりも更に巨大な魔方陣が敷かれ、

「…………………………………………。受けよ、滅びの波動!ルイン・アンデュレイション!!」

刹那、光の刀身を結界に向け、アースラさえも簡単に飲み込んでしまう程の白色に輝く極太の奔流が結界に直撃。しばらくすると、何と結界に罅が入っていく。徐々に罅は広がり、やがて奔流は結界を破った。そして、

「……ふぅ、とりあえず後は頼んだぜ。」

一言だけ言い終わると、その場にしゃがみ込んだ。

アースラに待機していた者達皆が智哉の規格外の破壊力を誇る一撃を放った事に、ただただ呆気に取られていた。だが、何時までも呆けている訳にはいけないとそれぞれ我に返り、和麻が代表して言う。

「…これより、プレシア・テスタロッサの拘束、ジュエルシード暴走の停止、及び次元震の停止を実行する!」

合図と共に、なのは、クロノ、ユーノ、和麻が転送ポートよりプレシアのアジトへ行き、艦長であるリンディも次元震に備えて自らアースラのディストーションシールドを強化するために出撃。





「クロノ君、この子達は?」

なのはが大群を目の前に疑問に思った事を尋ねる。その質問にクロノは、

「……ただ目の前の敵を攻撃するだけの機械だよ。遠慮は全く必要ない。」

そう答えたクロノになのはは、なら安心だと言って、戦闘態勢に。しかし、クロノはそれを手で制する。

「この程度の相手に無駄球は必要無いよ。」と。そして、

≪Stinger Snipe≫

クロノのデバイスS2Uが魔法を発動。刹那、複数の敵をまとめて瞬殺。続けて、

「スナイプ・ショット!!」

そう言い放ち、青白い閃光が敵を次々と貫通。早くも残りは1体となった。そして、最後の図体のデカイ敵に、

≪Break Impulse≫

瞬間、体から先程と同じ青白い光が漏れ、大爆発。1人で入り口の敵を全滅させてしまった事実になのはとユーノは開いた口が塞がらなかった。そんな2人に、

「ボーっとしてないで行くよ!」

活を入れると3人は中へ侵入した。その後を和麻が追う。足場がかなり壊れている。足場を選びながら走る4人。すると、クロノは、

「その穴、黒い空間は虚数空間と言って、あらゆる魔法の制御を失い、一度落ちたら二度と上がって来れなくなるから気を付けて!」

という忠告に、なのはは気を付けると返す。

大きな扉がある。それをクロノは開け放つと、目の前にはさっきよりも更に数が増えて敵集が待ち構えていた。

「ここから二手に分かれよう。僕と和麻総部隊長はプレシアの下へ。なのはとユーノは最上階にある駆動炉の封印を頼む。今道を開けるから!」

≪Blaze Cannon≫

デバイスから魔力が解き放たれ、眼前の敵を薙ぎ払う。そして、

「今だ!なのは!!」

クロノが合図すると、なのはは飛翔。そして、上の階へ続く階段を辿って行く。

「クロノ君、和麻さん!気をつけて!!」と、言い残して。






今まで付き添っていたアルフが未だ意識が戻らないフェイトに、

「……あの子達が心配だから、私も手伝ってくるね。……直ぐ帰って来るよ。そんで、全部終わったら……ゆっくりで良いから私の大好きなフェイトに戻ってね。これからは、フェイトの時間はフェイトが自由に使って良いんだから。」

そう言いながらフェイトの頬に優しく手を添え……部屋を後にした。

その直後だった。

(……母さんは、最後まで私に微笑んでくれなかった。私が生きていたいと思ったのは、母さんに認めて欲しかったからだった。………あんなにハッキリと捨てられてしまった今でも私は…、まだ母さんに縋り付いてる。)



何度もぶつかった真っ白い服の女の子。
初めて私と対等に真っ直ぐに向き合ってくれた子。
何度も戦って、私の名前を呼んでくれた子。



何度も、何度も……。

捨てれば良いって訳じゃない。逃げれば良いって訳じゃもっと無い。

(私の…私達の全ては……まだ、始まってもいないのかな、バルディッシュ?)

涙が零れ落ちる。



まだ始まってもいない、私。
まだスタートラインに立てていない私。
私の時間はこれからあるのだろうか?



そう相棒に縋る。相棒は……バルディッシュはボロボロになりながらも私に語り掛けようとする。
行こう、と。これから始めよう、と。何もしないで終わるのはダメだ、と。二人でなら出来るから、と。
そう感じ取った、いや、そう聞こえたような気がした。

一滴の涙がバルディッシュの核に当たる。刹那、元気な時と変わらない輝きを帯びたのだ。

主の想いが、願いが彼をそうさせたのだろう。

≪Recovery≫

自己修理機能が働き、元通りとなった相棒。それを握り締める主、フェイト。今また心が一つになった瞬間だった。

「……上手く出来るか分からないけど、一緒に頑張ろう、バルディッシュ。」

私達の全ては、まだ始まってもいない。

「……だから、本当の自分を創めるために!……そして、今までの自分を終わらせよう!」

心に誓うフェイト。同時に魔方陣を展開し、アースラから消えたのだった。









その頃、智哉はプレシアが使っていたと思われる研究室の中にいた。その中である情報を探していた。

「……本当にここに『それ』に関する情報があるのか?」

≪ここで禁忌の術『死者蘇生』を研究していたのならば、『それ』の情報も何処かにあるかもしれません。≫

主の質問に淡々と答えるラグナロク。その言葉を信じ、智哉は部屋中に敷き詰めてある本を探索魔法で調べていた。

「……この本もダメか。次はと…あ~くそ、こんな事ならもっと訓練しておくんだった。」

≪ふふ。でもそれだけ他分野に渡る魔法を広範囲で行使出来る者なんて、智哉様以外には私は知りませんよ?それも、こんな短期間で。≫

クスクスと笑いながらも智哉の成長、上達振りを褒めるラグナロクにそうか?と素っ気無く答えながら、手元でも別の本のページを捲り隅から隅まで丹念に欲しい情報を探す。

やがて、殆どの本を探し終えた智哉は、地べたにドッシリ座り、

「ああ~、疲れた……。こんなことずっとやってたら100%頭痛くなるぞ、これ。」

そう愚痴を漏らし、床に大の字に倒れる。その振動では無いだろうが、横に積んであった本が崩れて、

「ちょ、ちょ……!」

智哉は分厚い本に押し潰された。暫くして、

「…か~!漸く出られた~……。くそったれが!!」

最後の一冊を手にして、八つ当たりも兼ねて久々に思いっきり投げてやろうと思った時、

≪智哉様!待ってください!!≫

投げるモーションに入り後は腕を振り下ろすだけ……のところで急にラグナロクに止められた。何だよ~と文句をたれると、

≪……不幸中の幸いとはこの事でしょうね。智哉様、その本を読んでみてください。≫

分かったと言って、黙読、と言うより、魔法を使って頭の中に内容を詰め込むと言う作業をする。すると、

「………『時を動かす輝石』か。……どうやら、持ち主がいるみたいだ。……『虚空の皇帝』って奴がそうらしい。………虚数空間の何処かに存在していると伝えられて来たんだとさ。」

虚数空間。そこは存在する全ての魔法がデリート、言わば使えなくなるのだ。そして、その空間に入ったら最後、空間が発する重力によって何処までも落ちて行き、二度と元いた場所には戻る事が出来ないと言われる空間である。

その『中』にその『皇帝』は存在しているらしいのだ。智哉が探しているそれ『時を動かす輝石』を所持していると伝えられる王は。

「……危険、いや、無謀だと解ってても行かなきゃ行けない。あの子のために……。」

そう言って、あの子――フェイト――の将来を想うのだった。










ユーノのバインドを巨体の機械兵が破る。そして、気付いていないなのはに襲い掛かる。ユーノの声に反応したなのはだったが既に遅く、

(ダメだ、避け切れない…!)

目を瞑った。すると、聞き覚えのある電子音。

≪Thunder Rage≫

轟音と共に、目の前の機械兵を破壊したその雷撃。それはフェイトだった。

≪Get set≫

相棒である、バルディッシュと共に。





二人は黙ったまま互いを見つめ合う。そこへ超大型の機械兵が壁を打ち破って現れる。

「……大型だ、バリアが強い!」

フェイトが言うと、なのはも


「それにあの背中の……!」

こちらに向けて、それが放たれようとしている。しかしフェイトが、

「……だけど、二人でなら!」

その言葉になのははびっくりしながらも、嬉しそうにうん!と元気良く頷く。

フェイトは手の平で生み出した魔方陣を自分の頭上に投げ上げ展開、その中心目掛け、バルディッシュを突っ込み、

「サンダー・バスター!!」

バルディッシュの先から轟音と同時に電撃を帯びた砲撃を放つ。図体のデカイ相手に直撃するも、バリアを破れずにいた。が、そこに、

「ディバイン・バスター!!」

なのはの砲撃。しかし、それでもまだ敵は倒れない。それを見た二人は、顔を合わせ、

「「せーの!!」」息がピタリと合い、互いの砲撃が融合。遂に撃破した。

そして、その破壊力抜群の合体砲撃はそのまま地面を貫通して、アジトに大穴を開けた。





アルフが駆け寄って来て、フェイトに抱き付いた。

「心配掛けてゴメンね。ちゃんと自分で終わらせて、それから創めるよ。…本当の私を。」

とフェイトは言う。優しい声で。

そんな二人の姿を微笑みながらなのはは見つめていた。






駆動炉前のエレベーターまでなのは達を誘導した。すると、なのはは有難うと言ってくれた。

私にはまだやる事がある。母さんに会わなきゃ行けない。会って話をして。そうしないと、本当の自分を創められないから。その意図を察してか、なのはが手を握ってくる。

「……上手く言えないけど、頑張って…!」

それだけ言って。短い言葉だった。けれど、それだけで嬉しかった。勇気を貰ったような感じがした。

そこへユーノが駈け付け、クロノと和麻の状況を伝える。






クロノと和麻は最下層へ向けて突っ走っていた。クロノは少ない魔力の消費で敵集を全て薙ぎ払って行く。その後ろを和麻が後方を確認しつつ追っている。効率の良い戦闘を続けるクロノに、

「……私は、もしかしなくても付いて来た意味無いんじゃないか?」

思った疑問を口にするとクロノは、

「総部隊長にはプレシアの拘束する際の援護をお願いする予定ですので、心配いりませんよ。」

そんな事を言いながら、クロノはひたすら最下層に向かっていた。








駆動炉に辿り着くとそこにも、大群が待ち構えていた。ユーノが防御を、なのはは攻撃を、と役割分担を終え、戦闘開始。

「ディバイン・シューター!フルパワー!!シュート!!!」

なのはの声が駆動炉に響き渡る。





「おお~、やってくれるね~。」

そこへ、なのはの魔力に感心しながら智哉が現れた。

「駆動炉だろ?オレが破壊してやるよ。あれだけの魔力ぶっ放したんだ、疲れたろうしな?」

そう言って、智哉は駆動炉に対し、巨大な魔方陣を展開する。

「………………轟け、無慈悲なる氷結の息吹!ブリザード・アバランチ!!」

その瞬間、駆動炉が凍りつき、そして豪快に砕け散った。おまけに駆動炉周辺に残っていた機械兵達も凍結し砕けた駆動炉の下敷きとなった。

「ま、こんなもんで良いだろ。」

≪ふふ。容赦無いですね、智哉様は。≫

笑うラグナロクに男は豪快が一番だと言って聞かせる。そんな場違いな光景になのははまたしても、

「……智哉さん、凄過ぎ……。」

と、呆気に取られていた。自分がやっとの思いで駆動炉の近くまで来たのに対し、智哉は一撃で駆動炉と周辺の機械兵達をまとめて破壊したのだから。









~後書き~

いや~、もう少しで12話終われそうだったんですが、ちょいと区切りが良いので(本当か?w)この辺でww
このスピードも多分もう維持出来ないでしょうww
水曜日が一番無理ww
一番SS書ける時間少ないんでw

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