名も無き世界へようこそ。 ここには主に日常の日記、野球関連の事柄、アニメの感想を載せています。 また、最近二次創作SSも書き始めました。 良かったら読んでいってくださいw 読んだらコメント書いてくれるとメチャ嬉しいですw 宜しくお願いしますwm(_ _)m

2007年11月25日日曜日

<第4話 付き付けられた事実>

二次創作SS『魔法少女リリカルなのは ~定められし運命~』





<第4話 付き付けられた事実>





転移した先は見たことも無いような、巨大な空間だった。その空間に呆気に取られていると、和麻を先頭に皆後ろを付いて歩く。転移した場所に突っ立っていた智哉に気付いた和麻は、

「……何をしている。さっさと付いて来い。」

の二言。未だその場から動こうとしない智哉に、

「……そんなにこの艦が珍しいか?」

と、呆れ顔で言う。その言葉に、

「……悪かったな。オレはこんな馬鹿でかい艦に実際に乗るのは初めてでね。」

漸く反応して和麻に答え、後に続いた。





扉が開かれると、そこには艦のオペレーター達が忙しそうに応対していた。扉が開いたのに気付いたエメラルドグリーンの色をした長髪女性と黒いジャケットを着た少年が出迎えた。

「お疲れ様です、和麻空軍総部隊長、それに皆さん。それから…フェイトさん、初めまして。そして………神崎智哉……さんでしたよね。私はリンディ・ハラオウン提督と言います。宜しく。そして、隣にいるのが…」

「時空管理局執務官を勤めている、クロノ・ハラオウンだ。宜しく頼む。」

そう言ってリンディ・ハラオウンとクロノがフェイトと智哉に挨拶する。フェイトは手錠のようなもので封じられた掌で握っていた、罅の入ったバルディッシュを見つめるだけだった。智哉はというと、

「こちらこそ宜しくお願いします。リンディ提督にクロノ執務官。」

軽くお辞儀をしながら淡白に答える。互いの挨拶を終えたリンディはなのはに、

(…母親が逮捕されるシーンを見せるのは忍びないわ。フェイトさんを何処か別の部屋に案内してあげて?)

と思念通話で伝えた。なのはがフェイトを連れ出そうとした時、大画面にはプレシア・テスタロッサが包囲されていた。

プレシアは管理局の武装局員に全面包囲されているにも関わらず、涼しい顔をしていた。







局員が何かを見つけたらしい。

………それは驚愕の事実だった。

画面に映し出された映像は何とフェイトと同じ体格、同じ顔、終いには髪の色まで同じなのだ。艦内にいた全員が目を丸くする。その中でも一際驚いていたのは間違い無くフェイト本人だった。何故なら、今映し出されている、カプセルの中で浮かんでいる少女は、自分と瓜二つなのだから。

これは一体どういうことなのか。
何故自分と全く同じ人が目の前に映っているのか。

フェイトには何が何だかさっぱりだった。





プレシアがフェイトに言う。

もう自分の娘――アリシア・テスタロッサ――の代わりの人形であるフェイトを娘扱いするのを終わりにする、と。
折角アリシアの記憶を与えたのに、似ているのは見た目だけだ、と。
役立たずでちっとも使えない人形だ、と。

……そして最後に、フェイトにとって自分の母親から、いや、母親だと思っていた人に全てを否定される言葉を投げ掛けられたのだ。

「フェイト。あなたを作り出してから私は、あなたの事が………」

『大嫌いだったのよ!!』






その言葉にフェイトは全身から全ての力が抜け、バルディッシュを握る事も出来ず床に落とし、砕けてしまった。それとほぼ同時にフェイトは意識を失ってしまった………。









局員の回収が終了すると、オペレーターのエイミィが叫ぶ。

「大変、大変!ちょっと見てください!!屋敷内に魔力反応多数!!!」

それにいつも冷静なクロノも過剰に反応した。

敵の総数が60…80…とまだ増え続ける。






アリシアが眠っているカプセルを宙に浮かせ、広間へ出てきたプレシアは9個のジュエルシードを発動させ、

「私達は旅立つの!……忘れられた都、アルハザードへ!!そして、私とアリシアはアルハザードで全ての過去を取り戻すの!!!」

狂ったように笑いながら、そう叫ぶのだった。










プレシアの下へ送られた武装局員全員が一瞬にして先頭不能になった現実。その魔力は現役を退いたと言われても、圧巻としか言いようが無かった。そんな状況を目の前で見た智哉は、

「……管理局の一般兵ってあの程度かよ。」

とても素直な感想だった。しかし、自分の空気を読めていない発言に気付いたのは周りの冷たい視線に気付いた時だった。そしてその発言に和麻は、

「ならば、今からでも遅くは無い。局員の変わりにお前一人を送り込んでプレシアを拘束して来て貰おうか。」

そう言って、智哉に前言を撤回させる………はずだった。しかし智哉の発した言葉は、

「それは構わんが、言うのが遅かったようだ。さっき局員を転送させた位置にはもう魔方陣は敷けなくなっている。あの要塞のような城を包み込むように結界が張られた。しかも並大抵の攻撃じゃ傷一つ付けられやしないだろう。」

と、全く逆どころか画面では無く、外の様子を客観的に分析していたのだ。それも、自分一人で行くことを想定してだろう。

智哉はこう続ける。

「あれに突入するには人並外れた一撃を加えなきゃならん。だが、仮にアースラ程やそれ以上の大きさを誇る艦が砲撃を加えるとなると、結界諸共要塞を吹き飛ばしてしまい、計画がパー。違うか?」

智哉は自分の推察を述べ、和麻に尋ねる。和麻は違わない、多分…いや確実にそうなるだろうと一言。確認が取れると、話を続ける。

「そこでだ。オレがあの結界を破壊する。結界の破壊を確認次第なのはとお前に要塞へ突入して貰う。これでどうだ?」

和麻、なのは、クロノ、そしてリンディに同意を求める智哉。しかし和麻が、

「お前が一人でプレシアを捕まえるんじゃ無かったのか?さっき言った事を忘れたとは言わせん。」

和麻が話を逸らすなと言う様な顔で抗議する。智哉ははぁ、と溜め息を吐きながら和麻に、むしろその場にいた全員に、

「……んじゃ、お前があの結界を100%破壊出来るのか?それともなのはがやるのか?それともクロノか?誰にせよ、正直に言ってプレシアを拘束するのならば、あの結界を破壊しなければ話にならん。」

と話す。それならばオレが喜んで一人で突入して見事拘束して来てやろうと。智哉の言葉に全員沈黙してしまった。その沈黙が暫く続く中で最初に口を開いたのは和麻だった。

「………だったら聞こう。その結界の破壊をお前は100%成功させる事が出来るのか?」

「出来なきゃお前の思惑通りオレはさっき言った言葉を訂正した。それにオレが口で言うよりも、お前らの目で確かめた方が良いだろ?」

智哉は和麻の問いに即答。その場にいた者は智哉の意見に賛同せざるを得なかった。おまけと言っては難だが、

「っつーかお前さ、SSランクにもなってんだったら、あの結界位破壊出来なきゃ終わってるだろ……。」

智哉は和麻に自分との実力の差を指し示すように言う。和麻は何も言い返すことが出来ず、ただ黙っていただけだった。

「そういう訳だ。この調子だと次元断層が起きるまで後少ししかないだろう。オレは今から結界を破壊する。それまでに準備しておけよ。」

そう言った智哉は、転送装置の下へ走って行った。その行動力、発言力や自分の力に対する揺らぐことの無い自身。全てにおいて彼は逸脱していた。クロノは、

「……彼は一体何者なのですか?総部隊長とは親しいと見えますが。」

誰もが疑問に思っているであろう事をクロノが代表して和麻に尋ねる。すると、

「……昔からの親友だ。アイツが何故デバイスを持っているのか、何故あれ程までに落ち着いていられるのか、……そして何よりあの強さは、あの自身は何処から来るのか。……私も一切解らん。だから後で全て吐かせるつもりだ。」

和麻は答えた。そうですか、とクロノやリンディ、なのはやユーノも複雑そうな顔をする。そんな時、エイミィより、

「智哉さんを転送しました!これより攻撃を開始するとの事です!!」

その合図に、全員が一斉に動き出した。






~後書き~

第4話、どうでしたかね~?w
元々の話と比べたら、だいたい12話始まるくらいまで来ましたかねw
後少しで第1章終わる事が出来そうですww

そして、未だ続くこのハイペースな更新ww
・・・・・・何時まで持つのやらwwww

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