名も無き世界へようこそ。 ここには主に日常の日記、野球関連の事柄、アニメの感想を載せています。 また、最近二次創作SSも書き始めました。 良かったら読んでいってくださいw 読んだらコメント書いてくれるとメチャ嬉しいですw 宜しくお願いしますwm(_ _)m
2008年2月27日水曜日
新札キャッツにて連ザⅡ大会
連ザⅡの大会があるのですよ。
日時は3月2日。
場所は新札キャッツ。
何でわざわざこんなとこで宣伝してるのかって?
それは……………………………
連ザⅡが遂に終わりを告げる時が来たからなのですよ……………………。
3月4日からは新たに『ガンダムVSガンダム』が稼動するんです。
その前の最後の思い出にでもと言う事なのでしょう。
その日は絶対オレは参戦します。
っつーか、正直ガンダムVSガンダムはやりたくありません。
新札キャッツの店員さん達!!!!!
どうか連ザⅡの台を残して欲しい!!!!!!!!!!!!!!!
寧ろ、連ザⅡ以外のやってない台を生贄にwwwwwwwwwwwwwwwwwww
2008年2月25日月曜日
<第14話 新たな意志と秘めたる想い>
<第14話 新たな意志と秘めたる想い>
暫くして漸く泣き止んだフェイトは目を赤くし、オレにずっとしがみ付いたままだった。
「ああ、そうだ!モニターで説明しよっか~?」
エイミィが場の空気を変えようとして、思い出したように提案をした。
フェイトが泣き止んだのは良いが、どうにもフェイトの口から放たれた言葉と、それによっていい歳してオレが冷静さを失った上にぶつけようの無い怒りを露にした事で、この場の空気を重くし続けていただけに、正直言ってエイミィの行動には助かった。
ピッとエイミィがリモコンでデータを空間に浮かび上がらせた。
「守護者達は、闇の書に内蔵されたプログラムが人の容を取ったものだ。…闇の書は転生と再生を繰り返すけど、この四人はずっと闇の書と共に、様々な主の下へ渡り歩いている。」
クロノは映し出されている画面の近くまで行き、そこで説明を始めた。
「意思疎通のための対話能力は、過去の事件でも確認されてるんだけどね~。感情を見せたって例は今までに無いの。」
「闇の書の蒐集と主の護衛。彼等の役目はそれだけですものね。」
エイミィがクロノの話に少し付け加え、リンディさんも話の内容に付け加えた。
「…でも、あの帽子の子……ヴィータちゃんは怒ったり悲しんだりしてたし…」
「…シグナムからも、はっきり人格を感じました。……成すべき事があるって…。仲間と、主の為だって…。」
オレが座っている上にちょこんと座りつつ体を預け、服まで掴んで離れようとしないフェイトもソファーに座って聞いていたなのはも三人の話に反論した。
「仲間と主の為か。……なるほどな。オレも戦ってて確かに何かを感じはした。管理局の魔導師を、それもフェイトやなのはまでを襲撃してまで蒐集しなければならないのには訳もありそうだな。」
オレは感じた事をそのまま口に出す。
「……主の為、か」
クロノは俯きながら静かな怒りを露にしたようにオレは感じ取れた。
そう感じたのはオレだけではなかった。
リンディやエイミィは勿論心配そうにしているが、フェイトやなのはに至ってはクロノの表情を見て怯えてしまっていた。
「……お前の言っている事は管理局の人間の話す台詞では無い。訳の有り無しなど最早関係無い。管理局員を襲った時点で奴らは既に犯罪者だ。それに闇の書はロストロギアに指定される程の危険物なのだ。人権?そのような物を局に渡しもせずに使う者になどある訳は無いだろう?」
和麻はオレの考えを真っ向から否定した。
それと同時にクロノを気にしているのか、気になってるのかまでは分からないが、その暗い表情を辛そうな顔で見ているのは何となく判った。
「…まあ、それについては捜査に当たってる局員からの情報を待ちましょうか。」
リンディさんが、オレ達の間に流れるマイナスの空気を転換させるかのようにそう提案した。
「転移頻度から見ても、主がこの付近に居るのは確実だろうからな。」
リンディさんの言葉を受け、和麻が今までの情報からそう推測した。
「……案外パッと主が先に捕まったりしてな。」
オレは冗談半分で口にしたが、
「…いや、その可能性はゼロじゃない。寧ろ、以外に主が先に捕まる確率は高いかもしれん。」
和麻がオレの冗談半分な言葉を一理あると言った顔で話す。
「あぁ~、それ分かり易くて良いねぇ~。」
「だねぇ~。闇の書の完成前だったら、持ち主も普通の魔導師だろうし。」
アルフやエイミィまでもがオレの言葉を鵜呑みにしてしまっている。
………こんなんで大丈夫か?
「…それにしても、闇の書についてもう少し詳しいデータが欲しいな。」
そんな時、クロノがなのはの肩にフェレットモードでちょこんと乗っているユーノに笑顔で、
「ユーノ、明日から少し頼みたい事がある。」
そう話し掛けた。
「ん?良いけど…」
ユーノも不思議そうな顔で答えたのだった。
突然だが、ここから少しの間語られる内容はオレの過去の話。
フェイトの家に集まった後、オレは久々の眠気に襲われてしまい、フェイトの家にあるオレの部屋まで何とか辿り着いた瞬間に眠りについた。
オレは夢を見ていた。
だが、これから語られる過去が夢だったと言う事は、起きるまで気付かなかった………。
2年前だった……
その頃のオレは、自分の力、魔法の力で生活するために必要な金を稼ぎつつ、高校ではアイーシア(この当時はまだラグナロクと呼んでいた)を首飾りとして何時も持ち歩きつつ、野球に専念していた。
その当時は、オレも片想いする一人の健全な男子生徒だった。
まあまあモテもしたが、一線を越えるような関係(具体的には恋人同士)になる女子生徒は今まで決していなかった。
恐らく、オレが近寄るなと言わんばかりのオーラを自分の周りに張って、傍まで寄せ付けていないからだろうと思っている。
・
・
・
・
・
・
・
とある昼休み……
「凄いじゃん、比呂美~!」
「でもぉ、あの4番競争率高そう~!」
「ね~!カッコイイよね~!!」
「「ね~!」」
オレは比呂美が友達に囲まれそんな話をしているのを横で聞きながら弁当を食べていた。
友人である、――は普通に弁当を食べている。
しかし、オレは自分の弁当を箸で突っ突く仕草だけ。
今は食べる気がしなかった。
いや、寧ろ起きなかったのだ。
「やめなってばぁ。比呂美困ってるし。」
「……おい、良いのか?」
目の前で食べている――がオレに聞いて来る。
オレは返事を返さず、只黙ったまま。
留めようの無い怒りが今にも爆発しそうなのを必死で抑えるのに精一杯だったからだ。
何が原因かは自分でも判っているつもりだった。
「ねぇねぇ、比呂美。そういえばさ~、智哉君とはどうするの?」
「あ~!そうそう、比呂美どうすんのさ?まさか二股?」
「あの4番とも何か約束あるみたいだし~。モテる女の子ってのも辛いもんだね~。」
ニヤニヤしながら比呂美に尋ねる比呂美の友達。
「もう、皆やめなって~。」
比呂美に一人味方してる友達が何とか話を逸らそうとするが一向に止まない。
その言葉が、声が、オレが今までギリギリ抑えていた怒りを遂に噴火、爆発させた。
ガッシャアアアアァァァァアアアアアアン!!!!!!!
刹那、教室は、いや、廊下すら静かになった。
ポタッ……ポタッ……
静寂に包まれた教室に響き渡るのは何かが滴り落ちる音のみ。
今、教室の中はそんな音まで聞こえてしまう程に静まり返っていた。
今まで溜め込んだ怒りを籠めて打ち込んだオレの腕は、内窓を貫き、外窓にも罅が入っている。
本来であればオレの素手が内窓を砕く前に、衝撃波が放たれて教室の壁自体が吹き飛んだだろうが、幾ら怒り狂ったと言えどその辺はしっかり本能が押さえているからまだマシだったと言えよう。
「………お、おい……お前…」
静寂の中、口を開いたのは突然のオレの行動に、オレの放つ怒りに青ざめた顔をした――だった。
「……あぁ?何だ、どうした?」
オレの威圧した返答にどう答えて良いのか判らないと言った顔をしながらも、
「…腕…だよ。…窓…割った…その…血…血が流れ出てる腕!」
必死で声を発する――。
「……あぁ、これか。……そうだな。…………比呂美、食事中悪いんだが、一緒について来てくれるか…?」
比呂美の方へ顔を向けると、比呂美が、その場にいた友達全員が全身震えるのが判った。
オレの発する怒りを、この場に漂う異様な空気を肌で感じ取り、直感的に何か反論すれば殺される、と思ってしまったのだろう。
比呂美は自分が指名された事に漸く気付き、オレに駆け寄って来て、
「どうしてこんなことしたの!?早く、保健室に!」
比呂美はオレの腕を見て、青褪めた顔をしながらも応急処置をしなくてはと、急いで保健室に駆け込んだ。
無論、オレの反対側の腕を引っ張りながら。
保健室に入ると、まあ分かり切っていた事だが、教師も青褪めていた。
腕を血だらけにしているのもあるだろうが、何より夥しい出血の筈なのに平気な顔をしているからだろう。
「早く救急車を呼ばないと!!」
そう言って徐に電話を掛ける。
暫くして、救急車が到着した。
全校生徒が救急車のサイレンを聞き、何事かといった顔でオレが救急車に乗る姿を見ていた。
恐らく、同時に比呂美も同乗したその姿も見られたことだろう。
病院に着くと、オレは血液を輸血して貰う為に、すぐ治療室へ入った。
(……ラグナロク、どうする?)
≪どうするとは?≫
(…輸血する必要がある程出てはいない。オレに使う量がある位だったら他の重症を負った人達に使うべきだろ?それに、自分で減った量位は何とか出来る。)
≪ふふ、そうですね。では少々強引ではありますが、記憶操作の魔法を使いましょうか。≫
(そうでなくてはな。)
≪ですが智哉様。腕に包帯を巻くのだけは忘れずに。≫
(…おいおい、そんなドジは踏まないぞ?)
クスクス笑うラグナロクだった。
そして、治療室から出ると比呂美がとても心配そうな顔をしながら、
「……あの。…腕、大丈夫…だった?」
「心配かけたな。けど、もう大丈夫だ。」
比呂美を安心させようと、微笑む。
オレの言葉を一応は信用してくれた様子。
しかし、
「どうしてあんな事したの!?貴方の大事な利き腕でしょう!?応急処置も救急車も間に合ったみたいだったから良かったものの、二度とピッチャーをやれないどころか、野球すら出来なくなったかもしれないのよ!?」
比呂美の悲痛な非難の声が病院内に響き渡り、静かにするようにと看護師に注意を受けてしまう。
言いたい事はまだ山程あるようだが、注意を受けてしまったために言い淀んでいた。
恐らく今のボリュームではないと声が出ない程落ち着く事が出来ていないのだろう。
オレは無言で比呂美の肩を両手で掴む。
両手を掴まれた比呂美はビクッと体を震わせた。
オレは黙って比呂美の目を見続ける。
比呂美もオレの視線に気付き、ジッとオレの目を見る。
暫くの間沈黙が流れる。
比呂美の肩からゆっくり手を離し、近くにあった椅子へと腰掛けた。
「………お前はあの4番の事をどう思ってる?」
唐突にそう話を切り出したオレ。
比呂美が一体どういった反応をしているかは、下を向きながらだったために様子は窺えなかった。
だから勝手に話を続けた。
「……バスケ部の奴だよな?この前来てた。……それに今日わざわざお前に会いに来たらしいじゃないか。」
「……だから?」
比呂美から発せられた言葉は一言。
だが、その言葉で、たった一言でオレは心が潰れそうになっていた。
この時初めて感じた。
オレも所詮は人間なんだと。
こんなにも弱いのだと。
だからと言う訳ではないが、
「………奴にこれから勝負を挑む。奴の得意な、そしてお前の得意なバスケでな。……オレが勝ったら二度とお前の傍に近寄らせない。」
そんな事を口走っていた。
比呂美から返ってくる言葉なんて分かりきっていた。
「……そんな勝負、成り立つ訳ないじゃない。相手は貴方は腕が、それも利き腕が使えない状態なのよ?……それに……負けたらどうする気?」
ご想像通りの言葉をありがとう。
オレは比呂美が言うであろう言葉を想像したものと、現実に比呂美が喋った言葉が余りにも同じような内容だったため、思わず笑ってしまった。
比呂美はというと恐らく怒っている事だろう。
腹を抱えて笑っていたため、比呂美の顔を見ることが出来ずにいたが、何となく想像出来た。
「……何で笑えるの?そんなに私、面白い事言った?貴方は自分の今の状況が判っているの!?そんな状態で勝…」
「勝負になんかなる訳ない、か。確かにそうだな。」
ふぅ、と一息吐いたオレ。
「だがな、今までオレはそんな絶対に不可能だって言われて来た状況を幾度と無く打破して来た。どんな困難な、いや、不可能な状況であっても、諦めさえしなければ必ず光は見えて来る。」
淡々と語る。
比呂美はオレの話を黙って聞いていた。
「………だけど」
話を聞いた上で、口を割る。
その声はどこか不安そうだった。
だから………
「………お前はオレが守る」
そう言って比呂美の頬にそっと手を触れた………。
「三人がかりで出て来たけど……大丈夫かな?」
「…まあ、モニタリングはアレックスに頼んで来たし。」
「闇の書について調査すれば良いんだよね?」
管理局本部のある廊下を歩きながら会話する三人。
「ああ。これから会う二人はその辺に顔が利くから。」
クロノを先頭にして、とある部屋の前に立った。
自動ドアが開く。
そこにはソファーに寝転がる猫耳の女性と、こちらもまた猫耳であり、本か何かを読んでいる女性の二人の姿があった。
「「んぁあ?」」
いきなりの来訪者に素っ頓狂な声をあげる二人。
「リーゼ、久し振りだ。クロノだ。」
そんな事は別段気にせず、クロノは二人に話し掛けた。
「わぁおおぉぉ!クロすけお久し振り振り~!」
クロノだと確認した途端、ソファーに寝転がっていた女性がソファーから飛び起きて、クロノに抱き付いてきた。
「ロッテ!離せ、こら!」
「何だとコラ?久し振りに会った師匠に冷たいじゃんかよぉ~。う~りうりうりうりうりうり~。」
一度離れたクロノを今度は離さないと言わんばかりにもう一度ホールドして、じゃれ合うロッテと呼ばれた女性。
ちなみに、猫耳だけではなく尻尾もしっかりついている。
クロノを抱き締めながら、嬉しそうに尻尾を振っていた。
「アリア!これを何とかしてくれぇ~!!」
クロノが何かを読んでいるアリアと呼ばれた女性に、必死に助けを請う。
「久し振りなんだし、好きにさせてやれば良いじゃな~い?…それに……まあ、なんだ。満更でも無かろう?」
しかし、アリアは無残な答えを返すのだった。
それもニヤけながら。
クロノを抱き締めながらアリアの言葉を聞いたロッテは、
「うにゃ~!!うにゃうにゃうにゃうにゃうにゃうにゃ~~~~!!!!」
そのまま押し倒した後は、ロッテの声とクロノの悲痛な叫び声しか聞こえなかった……。
同時に、ソファー越しからは嬉しそうに振り振りと振られる尻尾だけが見えていた。
「リーゼアリア、オヒサシ。」
「んん~、オヒサシ。」
エイミィと軽くタッチを交わしながら軽めの挨拶を交わす二人。
「リーゼロッテは相変わらずだねぇ~。」
「まぁ、我が双子ながら、時々計り知れんところは…あるねぇ~。」
二人が会話しているその間、何が行われていたかは想像にお任せしよう………
「ご馳走様。」
十分堪能して満足した、と言いたげな表情をしながらソファーからひょっこり顔を覗かせるロッテ。
「リーゼロッテ、オヒサシ!」
エイミィが笑顔で挨拶をしながら手を振ると、ロッテもその場から飛んでエイミィの目の前へ。
「エイミィ、オヒサシだ。」
そう言ってエイミィと握手を交わす。
と同時に、
「……何か美味しそうなネズミっ子がいる。」
そんな事を口にする。
視線の先にはユーノが。
「どなた?」
満面の笑みでユーノに声を掛けるロッテ。
対するユーノはクロノの事があってか、少々引き気味だった。
内心では今すぐにでもここから、この場から逃げ出したいと思っているに違いない。
「………何で、あんなのが僕の師匠なんだ?」
愚痴を吐きながら、やっとの思いでソファー越しに顔を覗かせるクロノ。
その顔には沢山のキスマークが………。
「…あぁ、なるほど。闇の書の捜索ね。事態は父様から窺ってる。」
「出来る限り力になるよ。」
「宜しく頼む。」
状況は把握しているらしい二人は、クロノの頼みを取り敢えずは引き受けてくれることになった。
「エイミィさん。この人達って…?」
小声でエイミィに二人の事を聞くユーノ。
「クロノ君の魔法と近接先頭のお師匠様達。魔法教育担当のリーゼアリアと……近接先頭教育担当のリーゼロッテ。グレアム提督の双子の使い魔。見ての通り、素体は猫ね。」
ユーノが見ているのを感じ取ったのか、ロッテがユーノの方を向きにこやかに手を振る。
その動きに反射的にユーノはある意味での恐怖心を抱いてしまっていた。
「な……なるほど……。」
何とか手を振り返すユーノだった。
「二人に、駐屯地方面に来て貰えると心強いのだが……。今は仕事なんだろ?」
「う~ん……。武装局員の新人教育メニューが残っててねぇ~。」
「そっちに、出ずっぱりにはなれないのよ…。悪いねぇ~。」
クロノは二人に来て貰うよう頼むが、仕事の都合にはやはり敵わないと言ったところだろう。
「…いや。実は今回の頼みは…………彼なんだ。」
ユーノの方を向くクロノ。
話を振られたユーノは少々驚いたようだった。
その瞬間だった。
「食って良いの!?」
目からキュピーン!と言う音が聞こえたかのように目を見開いて輝かせるロッテの姿があった。
「ぃい!?」
ロッテの反応で反射的に体が硬直してしまったユーノ。
「あぁ。作業が終わったら好きにしてくれ。」
そこにクロノが追い討ちを掛けるような言葉を放つ。
「な!?おい、ちょっと待て!!」
本当に食われてしまうと思ったのだろう、ユーノはクロノに猛講義。
しかし、その場に居た全員に笑われてしまったのだった。
「それで、頼みって?」
アリアがクロノに尋ねる。
「……彼の、無限書庫での調べ物に協力してやって欲しいんだ。」
二人は少しの間、口を開けてポカーンとしていたが、不気味な笑みを浮かべてユーノの方を向いた。
二人の視線を受けて、ユーノは反射的に緊張の顔持ちになったのだった。
~後書き~
はい、14話でした~。
今回はすんなり書けたかな?ww
久々でしたね、うんw
智哉君の過去も段々明かされて来ましたな~w
何時かは必ず明らかになる…………でしょうww
2008年2月22日金曜日
<第13話 愛しさと切なさと……>
<第13話 愛しさと切なさと……>
私は智哉さんに守って貰っていたお陰で無傷でやり過ごせました。
あの雷のような砲撃をまともに当たってしまうと物凄く危険だというのは見た目から容易に判断出来てしまう程の威力だったのです。
他の皆は無事かどうか確認するため、あちこちを見渡したところ、どうやらなのはは和麻さんに、ユーノは煉さん、クロノは刹那さんと一緒だったからでしょう、全員無事だったみたい。
勿論、アルフも無事でした。
防御魔法系統がなのはと同じかそれ以上に得意であることは言わずもがな。
(なのは、フェイト、アルフ、大丈夫?)
ユーノが思念通話で私達が無事かを聞いてきました。
「私は智哉さんが一緒だったから、全然平気だよ。」
私は普段通りの感じで答えます。
「私も和麻さんが守ってくれたから、大丈夫。」
なのはも私と同様の返事。
そっか、とほっと胸を撫で下ろすユーノ。
そんな中、武装局員が結界を解除しました。
結界の膜が徐々に消えて行き、12月の夜空が顔を出します。
私達は逃げたシグナム達を追うことが出来ないため、今日のところは引き上げる事になりました。
「…こんな大勢でこの街を歩く事になるとは思わなかったな。」
「どうした、急に。何か問題でもあるのか?」
刹那さんは智哉さんの口から突然出てきた言葉に不思議そうに尋ねました。
「……いやな。ガキの頃こんなとこ来た事なんてそんなに無い上に、この人数だ。何か新鮮だなぁってな感じ。…まあ、それよりもこんな時間に幼き美少女二人を連れ回してたら警察沙汰にもなり兼ね無い。大袈裟かも知れないけどな。」
そう、苦笑しながら刹那さんに話す智哉さん。
私達はそんな他愛無い会話をしながら夜の海鳴市を歩きました。
「カートリッジシステムは扱いが難しいの。本来なら、その子達みたいに繊細なインテリジェントデバイスに組み込むような物じゃないんだけどね。本体破損の危険も大きいし、危ないって言ったんだけど…。その子達がどうしてもって…。…よっぽど悔しかったんだね。自分がご主人様を守ってあげられなかった事とか…、ご主人様の信頼に応え切れなかった事とか…、挙句の果てには智哉さんや和麻さんにご主人様を守って貰う羽目になって、二人の手も煩わせてしまった事とか…。」
エイミィが複雑そうな顔をして私となのはに話してくれます。
「ありがとう、レイジングハート…」
≪All right.≫
「バルディッシュ…」
≪Yes, sir.≫
私となのはは、何時も守って貰っている相棒に感謝の意を表して語り掛けました。
エイミィが私達の強化された相棒の説明を続けます。
「モードはそれぞれ三つずつ。レイジングハートは、中距離射撃の『アクセルモード』と砲撃の『バスターモード』、そしてフルドライブモード時にのみ使える『エクセリオンモード』。バルディッシュは、汎用の『アサルトモード』に鎌型のフォームになる『ハーケンモード』、そしてフルドライブモード時のみに使えるのが『ザンバーフォーム』。破損の危険があるから、『フルドライブモード』はなるべく使わないように。……特になのはちゃん。」
「はい?!」
なのはがいきなりエイミィに名指しされて素っ頓狂な声を上げてしまいます。
「フレーム強化をするまで、エクセリオンモードは起動させないでね?」
まだなのはのデバイスは完全な完成はしていないのでしょう、エイミィからの忠告です。
「はい。」
頷き、手の平に乗せている、相棒のレイジングハートをジッと見つめるなのは。
「それから、フェイトちゃん。一応私からの忠告はなのはちゃんだけだけど、フェイトちゃんもなるべくはフルドライブモードは使わないようにね。体に掛かる負荷は通常時よりも遥かに増してしまうから。智哉さんに心配を掛けたくないのなら、尚更ね。」
「…はい。」
なのはだけじゃなく、私も忠告を受けてしまいました。
でも、これ以上智哉さんに余計な心配を掛ける訳にはいかないので、本当にフルドライブモードは最後の切り札として必然的に残しておく事になりそう。
「智哉さんはフェイトちゃんを、和麻さんはなのはちゃんをそれぞれしっかり見張っていてくださいね?二人の身の安全のためなので。」
エイミィは智哉さんと和麻さんにまで注意を促しています。
これじゃ、本当に使う日が来ないかも。
だって、和麻さんは管理局でもトップクラスの実力を持ってる訳だし、智哉さんなんて和麻さんや煉さん、刹那さんが束になっても勝てない位に強いのは、もう証明済みなんですから。
私となのはは、そんなお目付け役のお二人と一緒に行動する事になるんです。
フルドライブモードを使うどころか、お二人が本気になったらまともに戦う暇すら無いかもしれません。
「ハハ、どうする和麻?見張ってくれとの事だけどさ?」
エイミィに言われて笑いながら傍に居た和麻さんに話を振った智哉さんでした。
すると和麻さんが、
「馬鹿か、お前は?どうするもこうするも無いだろ。同じ管理局員の命とあれば従うのは当然の事だ。お前はもっと局員としての自覚を持て。」
そんな事を智哉さんに向かって呆れた表情で話します。
「………それに、言われずともなのははオレが責任を持って守ってみせる。」
呆れた表情から一変して、顔が赤くなって照れたように俯きながらノロケのような話を続けた和麻さん。
そんな和麻さんに対して、今度は智哉さんが呆れたように、
「あ~はいはい、お腹一杯です。なのはとのノロケ話はもう結構です。誰も二人の恋愛には邪魔しないし、するつもりも無いから。」
………え?
………え~と、今智哉さんは何て?
私は苦笑いしながら智哉さんに今何と言ったのか恐る恐る聞いてみました。
そうしたら智哉さんは、
「ん?オレは『二人の恋愛は邪魔しない。』って言っただけだけど?」
何食わぬ顔でそんな爆弾発言を大勢の前でしたんです。
「ええええええぇぇぇぇぇぇええええええええええ!!!!」
余りにも大きな声が木霊してしまって、家の中からも思いっ切り私の声が漏れてしまった事でしょう。
「フェイトちゃん、ビックリし過ぎ……。」
なのはも苦笑しています。
私の家はマンションなので、隣人の方々にはとても煩かったかも……。
今、一人驚愕の事実を知ったような驚きを見せてしまった私に全員の視線が集まっていました。
(………うぅ、物凄く恥ずかしいよぅ)
自分でも顔が真っ赤になっているのが判ってしまったので、俯いて顔を隠そうとしますが、そんなのは全く意味を成さないのも知っている訳で。
「心配する必要は無いぞ、フェイト。オレはフェイトが傍にずっと居てくれれば後は何も要らないから。」
智哉さんは助け舟を出そうとしてくれたんだろうけど、助けになってないどころか、ノロケ話を追加してしまっています。
皆がそれに堪えきれず、クスクスと笑い出しました。
「それよりどうする、フェイト?エイミィから直々に下った任務な訳だけどさ。」
いきなり私に苦笑しながら話し掛けて来る智哉さん。
「わ、私は……その……」
話を戻されて、自分の中にある物を整理出来ていなかったので慌てふためいてしまいました。
そんな私の様子を見て智哉さんは私の頭を何時も通り優しく撫でてくれながら、
「そんなに難しく考える事は無いよ?フェイトは自分で思って、考えて出した答えのある道を進めば良いんだ。もし万が一にでもフェイトが間違った方向に進もうとしているなら、オレが全力を以ってフェイトを正すとここに改めて誓おうか。オレはフェイトが出した答えを出来る限り尊重するから。だから、そんなに悩む必要は無いよ?」
優しく諭してくれたのです。
「……はぁ。智哉、自分で和麻となのはちゃんのノロケ話はもう結構とか言っておいて、それは無いよ……。永遠とノロケを聞かされる僕達の身にもなって欲しいんだけど。」
煉さんが呆れ顔で智哉さんに言います。
私だけじゃなく、家に居る皆が笑ってしまいました。
「問題は、彼等の目的よね?」
暫く経った今、リンディさんが話を始める。
「そうですね。」
一つ返事をするオレ。
先程、煉と刹那は先に上がらせて貰うと言って、自宅へ帰った。
「どうも…腑に落ちません。」
オレの正面に座っていたクロノが疑問を発する。
「彼等はまるで、自分の意志で闇の書の完成を目指しているようにも感じますし。」
闇の書の守護騎士達自らが蒐集しているような感じを受けての事だろう。
オレもそれは感じた。
「んん?それって何か可笑しいの?」
そこへアルフがクロノの言葉に疑問を投げ掛ける。
「闇の書ってのも、要はジュエルシードみたくすっごい力が欲しい人が集めるもんなんでしょう?だったら、その力が欲しい人の為にあの子達が頑張るってのも可笑しくないと思うんだけど……」
確かに。
アルフの見解は正しいように思える。
だがオレは……
「第一に。闇の書の力はジュエルシードのように、自由な制御が可能な物では無い事。」
こう答える。
「完成前も完成後も、純粋な破壊にしか使えない。少なくとも、それ以外に使われたと言う記録は一度も無いわ。」
リンディさんがオレの言葉に付け加える。
「あぁ、そっかぁ……。」
オレとリンディさんの言葉で納得してくれたアルフ。
「それともう一つ。あの騎士達……」
クロノが話を付け加える。
「闇の書の守護者の性質か。」
和麻がクロノが何を言わんとしているのか読んだかのように話をする。
「……そうですね。彼等は人間でも使い魔でもない。」
その言葉に、フェイト、なのは、エイミィが信じられないと言った顔付きでクロノの顔を見た。
「闇の書に合わせて、魔法技術で作られた擬似人格。主の命令を受けて行動する、只それだけのためのプログラムに過ぎない筈なんだ。」
クロノの冷静な言葉に、少しの沈黙が出来た。
そんな中、口を割ったのはフェイトだった。
「……あの。使い魔でも人間でも無い、擬似生命って言うと………わt」
「フェイト!!!!!!!!!!!!!」
オレはフェイトの言葉を最後まで聞かず、いや、聞けず……いや、それも違う。
その先の言葉を言わせると、言わせてしまうと…オレが、オレ自身の中にある何かが弾けてしまいそうだったから、反射的に口が、怒鳴り声を上げたのだ。
オレの怒鳴り声など、フェイトは聞いた事も無かっただろう。
オレの方を向きながらも怯えていた。
オレはフェイトの言葉で、フェイトが少し喋っただけで錯乱状態にも見て取れるように取り乱していた、冷静さを失っていた……。
その状態のまま、
「それは違う!!!フェイトは………オレの愛するフェイトは、生まれ方が少し違っていただけで、ここにいる誰とも変わらない!!!フェイトはちゃんと命を授かって生まれて来たんだ!!!」
フェイトを思いっ切り力強く抱き締め、フェイトの耳の鼓膜が破れてしまうのではないかという程の声量で全否定した。
同時に、オレの声が震えているのも、涙を流しながらの大声だという事も丸分かりだった。
自分でも判った位なのだ。
「検査の結果でも、ちゃんとそう出てただろ?全く…、変な事を言うものじゃない!」
悲痛な叫びにも似た大声を発したオレを見兼ねてか、傍に居たクロノもフェイトを叱る。
「……はぃ。………ごめんなさい」
オレに抱き締められながら謝罪の言葉を口にするフェイト。
「……はぁ、全く…。謝るのは僕にじゃないだろ?」
クロノが呆れた表情でいることは言葉から容易に判った。
クロノには感謝したい。
先程からずっと一方的にオレに抱き締められていたフェイトは、自分からオレの体に細くか弱い、華奢な腕を回して抱き締めてくれた。
今のオレにはそれだけで十分だった。
フェイトの想いが伝わってくる。
ごめんなさい。
たったその一言だが。
その一言の意味が、重みがオレの体にフェイトの体を通して流れて来る。
でも、フェイトはそれだけでは満足しない子だって言うのは分かっていた。
「……智哉…さん、本当…に……ご…め……ん…s……ぅぅ…うわああぁぁぁぁん」
自分の口から言葉でオレに伝えようとしてくれたのだが、涙を堪えながらだったようで、泣き出したい感情を抑えるのが限界に来て、最後まで言い切れず、フェイトはとうとう泣き出してしまった。
フェイトが泣き止むまで、オレはずっとフェイトの頭を撫でて上げたのだった。
優しく……
愛する少女のために………
愛しい君の笑顔を見ていたいから…………
~後書き~
ようやっとの13話でした~……ww
中々進める暇が無いデスヨw
何でかって?
いや~、遊び呆けてるからですよwwww(マテ
それにしても、タイトルって難しいとです。
色々考えても何かしっくり来ないと言うか…。
まあ、とりあえず14話は早めにアップ出来るよう頑張りたいと思いますですw
2008年2月13日水曜日
<第12話 守るための力(剣)>
<第12話 守るための力(剣)>
「…と、智哉さん!?」
「少し遅れたかな?」
私は智哉さんの魔力に全く気付く事が出来ませんでした。
智哉さんは背中から私を抱き締めながら何時もと変わらない口調で話し掛けて来ました。
「……うぅ」
「…ん?フェイト、どうした?」
私を抱き締めたまま智哉さんは俯いてしまった私に気付き、声を掛けてくれました。
でも、私が俯いた理由が智哉さんにあるなんて言える訳も無くですね、
「………ぇと、そのぉ……この状態が…」
「あ、もしかしてフェイトは恥ずかしい?オレは別に問題無いけどな~。んん~。」
「んんぁ…あぁ…」
智哉さんは余程私の匂いを嗅ぐのが好きなのか背中から抱き締めて来る度に頭に顔を埋めます。
初めは全身がゾクゾクして体から力が抜けてしまい戸惑いましたが、最近では私も何だかそれが気持ち良く感じてしまうようになってしまいました。
……どうしてなんでしょう?
…私の体が変になったのかな?
そんな事を考えながら智哉さんの温もりを感じていると、
「…テスタロッサ、随分余裕だな。私に魔力を凝縮させる時間を与えた事を後悔するが良い!!」
そう、私は今シグナムと交戦中だった事をシグナムに言われてたった今思い出したため、既に遅く、
「受けよ、我が必殺の一撃!飛竜一閃!!」
私と智哉さん一直線に目掛けて先程の鞭状の形態から繰り出されたのです。
私は反射的に智哉さんに守って貰うように胸へ飛び込んでいました。
(……智哉さん!)
その瞬間、大爆発。
・
・
・
・
暫く爆発で巻き起こった煙が立ち込めていました。
煙が晴れ、硬く目を瞑った私が目を開くと、そこには……
「大丈夫かい、フェイト?」
智哉さんが片腕をシグナムの方へ向け、涼しい顔で私に声を掛けて来ました。
魔導師なら誰でも判る、シグナムが放った一撃がどれ程強力なものかが。
しかし事実、私は勿論智哉さんも無傷。
シグナムの放ったそれを今私の目の前で涼しい顔をしている智哉さんは、片腕で攻撃を防御した事になります。
そんな事が本当に出来るのでしょうか?
普通の魔導師は愚か、私や防御力に定評のあるなのはでもあれを無傷で凌ぐのは不可能に近いのです。
ですが、私達と比べても強さの次元が違う智哉さんなら……いえ、智哉さんだからこそ可能な事なのかもしれません。
「…私のあの攻撃を片腕で防ぐとは。……お前は一体何者だ?」
シグナムが智哉さんを睨み付けながら話し掛けます。
智哉さんは至って普段通りの表情で、
「オレの名は神崎智哉。この子を、フェイトを害を成す者から守るためにここにいる。フェイトの笑顔を守る事が今のオレの生き甲斐だ。」
「…神崎智哉、か。……単刀直入に聞こう。お前は、智哉は我らと同じ騎士なのか?」
疑問を投げ掛けるシグナムに、智哉さんは私の頭を撫でながら、さぁな、の一言。
「……ならば」
そう言って剣を構え、戦闘態勢を整えるシグナム。
その姿を見た智哉さんは私の頭を撫で続けながら、
「…フェイト、悪いがこれ以上フェイトに戦わせる事は出来ない。」
そんな事を言ったのです。
「……え?」
私は智哉さんが何を考えてそんな事を言ったのか判らず、疑問形で返してしまいます。
「…ハハ。それじゃ簡単に言おうか。…ほらココ、怪我してるだろ?これ以上彼女と戦っていたらと思うと心配で堪らないんだ。」
私の頭から?マークが出ているのが見えたのか、智哉さんは苦笑しながら教えてくれたんです。
言われた部分を見ると、確かに切られた跡が残っていました。
智哉さんは見た目とは程遠く、心配性な性格であり、何時も私の身を案じてくれている事は知っています。
だから……
「…分かりました。…でも一つだけ約束してください。二度とあんな事は……半年前のような事だけはしないって。」
「あぁ、分かった、約束だ。」
智哉さんはそう言いながら、私の顎にそっと手を当ててそのまま……
ちゅっ…
「…?!」
「…………ふぅ。それじゃ行ってくるな、フェイト。」
私の唇にキスをし、微笑みながらシグナムと戦うために私から離れて行ってしまいました。
「………」
私は暫くその場から動く事が出来ませんでした。
智哉さんと『初めて』触れた、自分の唇にそっと指を添えながら…。
・
・
・
・
・
「……待たせたな。第二ラウンド開始と行こうか。」
「智哉、お前を倒して先程の件を聞き出させて貰う!」
「アイーシア、アーマーパージと共にフェイトへエクスチェンジ。同時にツヴァイモードへ移行。」
≪アーマーパージ、エクスチェンジ同時承認完了。その後ツヴァイモードへ移行します。≫
オレの全身を覆っていた鎧は綺麗に全て分解され、フェイトの周囲へ。
ボーッとしていたフェイトは、オレの分解された全身鎧が周囲を覆っていた事に気付き、もの凄く戸惑っている。
訳が分からないと言いたげな顔のまま、オレの全身鎧がフェイトの体へ装着された。
オレはと言うと、鎧の下に常時着ているフェイトと同じ様な薄いバリアジャケットの姿になり、片手に握っていたアイーシアは二つに分裂し、それぞれが新たな剣を構築、それを両手で握る。
「…え?!え?!と、智哉さん!あの、こ…これは?!」
「フェイトにもしもの事があったら大変だからね。それは保険さ。オレの鎧は恐らくオレと同等か、或いはそれ以上の魔力をぶつけなければ破壊出来ないだろうな。更にオレの魔力を半分、フェイトを守るための障壁に使ってる。これでオレは安心して戦うことが出来るよ。」
既にフェイトの顔に出ていた言葉は遂に口からも漏れたので、オレは簡単に答えてあげた。
フェイトはオレの話を聞いて唖然としていた。
「そんな事をしたら、智哉さんが!」
「心配無いよ、フェイト。オレを信じられないかい?」
混乱してるからなのか、物凄く取り乱しているフェイトをオレは何時も通りに優しく諭すと、フェイトは少し間を置いてから、
「……分かりました。でも、さっき言った事だけは守ってくださいね?」
と言って来た。
オレはフェイトに向かって嘘の無い笑顔で応えた。
「……智哉、お前はふざけているのか?自ら守る鎧を外し、防御力を下げた状態だけでなく、魔力も今まで感じていた半分程度の状態で、私に敵うとでも思っているのか?………それとも、私を愚弄しているのか?」
シグナムの気に少々障ってしまったのだろう、至って静かだが、威圧感のある声でオレに話し掛けて来る。
「…フ。人を外見や見た目で判断してはいけないって事を教わらなかったか?まあ、手合わせすれば自然と分かるだろう…よ!!」
最初から全力で戦うつもりだったオレは、気に障ったお詫びも兼ねて、一気に距離を詰めると同時に、限界まで捻った上半身から得られるエネルギーを全て剣へ伝えて振り抜いた。
ガキイイィィィィィイイイイン!!!!
見えない太刀筋にも関わらず、シグナムは無駄の無い動きで受け止めてきた。
ギリギリと音が鳴る中で、
「……なるほどな!お前が言いたい事は分かった。……だが!!」
シグナムが一気に力を込め、かち合ったデバイスを弾き、後ろへ後退して距離を稼いでから一気に加速して、体勢を崩したオレにデバイスを振り抜いて来た。
「…甘いな」
≪ブーストダッシュ、ドライブ≫
刹那、オレの全身が羽のように軽くなり、その場から一瞬で離脱したと同時にデバイスを勢い良く振り下ろしたシグナムへ向かって一撃を放つ。
「切り裂け天上の劫火!!双龍一閃!!!!」
シグナムに向かって放たれた紅蓮の炎が激しく巻き上がり、吹き荒れ、やがて龍の化身となる。
それはまるで先程オレが受け止めたシグナムの必殺技であろう、飛竜一閃そのもの。
そう、オレは見様見真似で放ったのだ。
余りにも酷似していたためなのか、襲い来る紅蓮の双龍を目の前にしてもシグナムは呆然と立ち尽くしていた。
そんな状態では防御など取れる筈も無く……
ドオオォォォォオオオオン!!!
・
・
・
凄まじい爆風と共に生まれた煙は徐々に晴れ、シグナムの姿が現れた。
「………私の…攻撃を…真似た…のか…?…あの…一瞬で…」
騎士甲冑にはそれ程激しいダメージは無さそうに見えるが、それに反して口から発せられた言葉は途切れ途切れだった。
「…そうだな、一つ面白い事を教えておこうか。オレには『スティール・アビリティ(技盗能力)』って言うレアスキルが備わっていてな。相手の放った魔法や技を一度見ただけで自分流にアレンジして使えるようになるって代物さ。だから、お前の放った『飛竜一閃』と酷似してたって訳だ。」
「………なる程。ベルカの騎士である、我々ヴォルケンリッターと戦うのにも関わらず、自身に存在する半分もの魔力をテスタロッサに譲渡しても尚対等以上に戦えるというのも頷ける…。」
そう言いながら、シグナムは不敵な笑みを零しつつも、新たに構え直した。
「……逃げるのならば、今のうちだ。」
構え直したシグナムに一言。
「仲間から連絡が入った。闇の書の所持者を捕らえたってな。これでもう、オレがお前を足止めする理由は無くなった。」
オレは一息ついた後、更に話を続ける。
「…それに、本来なら女には手を出さないことにしている。オレの騎士道に反するからな。例え、オレ自身が一方的に攻撃されても、だ。」
オレは鎧を回収しようとフェイトの傍に戻ろうとした、その時だった。
「智哉さん!後ろ!!」
オレはフェイトの叫び声と同時に後ろから迫る気配を第六感で察知し、背後へラグナロクを振り抜く。
ガアアァァァアアアアアン!!!!
「……ほう。今のを受け止めるとはな…。」
「……背後から気配を消してまで襲い掛かって来るなんて、余程のチキン野郎だな、おい。」
オレはいきなり襲って来た相手、仮面を被った男の方を睨む。
「……フン。私は貴様のリンカーコアを奪いに来ただけだ。闇の書の餌となるが良い。」
「…オレのリンカーコア目当てか。悪いが貴様に渡すだけの魔力は余っていない。諦めてさっさと帰れ。」
オレが構える前に距離を詰められ、蹴りを入れられる。
デバイスで一発を受け止めるも、受け止めた反動を殺し切れず、後ろに飛ばされた。
仮面の男は追撃にまたもや瞬時に目の前に現れた。
次攻撃を喰らえば、防御しても壁に叩き付けられるのが判り切っていたため、仕方無しにオレはブーストダッシュで加速し、攻撃を避けつつ距離を取る。
上空へ上がったものの、オレが上昇した事を直ぐに気付いたのか、仮面の男は先程から全く変わらないスピードで下から襲い掛かって来る。
「しつこいヤツは嫌われるって、習わなかったか?」
オレもヤツのスピードに対抗して、ブーストダッシュを維持したまま急降下し、デバイスに魔力を籠めて、
「巻き上がれ、突風!切り刻め、旋風!!空波絶風撃!!!」
振り抜いた斬撃は衝撃波となって仮面の男に一直線。
しかし、オレが放った斬撃は容易く拳で破壊された。
「……この程度か」
ヤツは突進のスピードを落とさずに、そのままもう一方の拳に力を籠めているようだ。
だが、こちらもたったの一撃で終わらせる訳も無く。
「まだまだああぁ!吹き荒れる嵐の光!荒れ狂う雷神の裁き!!」
ツヴァイモードである、双剣状態のラグナロクを両手を夜の空に掲げ、雷鳴を呼び起こして、双方のラグナロクに雷撃を落とす。
雷の力を帯びたラグナロクを手に、突っ込んで来るヤツに向かって、突きの連続を放つ。
「雷神剣・双龍連牙!!!」
「ふん!」
互いに繰り出す攻撃が相殺し合う。
だが、オレの攻撃は単なる突きだけではない。
只の突きであれば、わざわざ雷撃をデバイスに落とさせる必要など皆無なのは明白だ。
そう、相手に一突き入れる度に、剣先から電撃が放出されるのだ。
自ら起こした電撃ならば一回、良くても放出は数回が限界。
しかし、自然の力を使う事によって、良くても数回放出するのが限界だったのが少なくとも十数回は連続で相手に放つ事が可能となるのだ。
「……ちぃ!」
ヤツの顔が歪んだのが仮面の下から漏れ聞こえて来る声で判った。
そして、ヤツはオレの攻撃を大きく弾き、後方へ後退した。
ラグナロクには未だに電撃が残っている。
「おいおい、まだデバイスに溜めた電撃を全て放出した訳じゃ無いんだぜ?逃げてくれるなよ。」
と後方へ下がったヤツに皮肉めいた口調で話しながら、オレはラグナロクを両腰に装着。
≪ツヴァイモードよりフューゼレイドモードへ派生させます。≫
装着されたラグナロクは剣の形状から、さながらレールガンのような形へと変形した。
「喰らえ!!」
≪Thunder Rage Twin Buster≫
アイーシアの音声が発せられると同時に、電撃を纏った二つの太い奔流がヤツに向かって放たれた。
以外にもヤツまで辿り着く時間は短く、
「…そんなものまで隠し持っていたとは」
後退させてから数十秒足らずで次の攻撃を繰り出したことで、ヤツは連続して回避行動を取らざるを得なかったようだ。
オレが放った二本の太い奔流は地面に突き刺さると、地面を抉りながら球状に広がっていく様は、まるでそこにドームが出来るかのようだった。
ドーム状の半球体がそれ以上広がらなくなると、そこで大爆発した。
爆発と同時にそこから剣先に溜め込み、まだ使われていなかった残りがヤツに向かって放射された。
「……追撃の追撃まで仕込んであるとは驚きだ。しかし、これならどうだ?」
そう言いながら本流を放った反動で動きが鈍くなっているオレに猛スピードで突っ込んで来る。
(なるほどな。自分を標的としている攻撃を術者へ誘導していくことで迂闊に操作出来ないようにってか。それに…)
頭で色々思考を巡らせていると、ヤツはそのままオレに攻撃を仕掛けて来た。
「ふん!」
振り抜かれた拳をオレは下へ急下降して回避する。
下降した先には上でオレに殴り掛かって来た筈のヤツが正拳突きの構えで落下しているオレを待ち構えていた。
「はああぁぁぁあああ!!」
≪パンツァーシルト≫
左手を下に翳し、ベルカ式のシールド魔法を展開。
瞬間、左手に物凄い衝撃が走るが、オレが展開したシールド魔法はそうそう容易く砕かれた試しは無い。
と、そこへ頭上から今オレの張ったシールドに衝撃を与えている『ヤツ』と瓜二つの『ヤツ』が落下速度を生かし蹴りを放って来た。
「…ちぃ!」
≪ラウンドシールド≫
オレは咄嗟に空いていた右手を上に翳し、左手とは術式が違うミッド式のシールド魔法を張って蹴りを防いだ。
「「…何!?」」
上下から流石は瓜二つ、二人揃って全く同じ言葉を全く同じタイミングで発せられた。
「面白いだろ?オレはミッドとベルカ、両方自在に使えるんだよ。それよりも、だ。……もしや、お前等のどちらかは分身か?」
そんな全く根拠の無い言葉を発すると、一瞬二人の動きが鈍ったのをオレは見逃さなかった。
「…フ。…だったら話は早い。」
≪バリアバースト≫
ついでと言っては難だが、両手で張っていた違う術式のシールドを爆破してヤツを吹き飛ばした。
「………良くこの短時間で見破ったものだ。褒めてやろう…と言いたいところだが、今回はこれで終わりだ。だが貴様のリンカーコアは必ず戴く。我等の計画のためにな……。」
そう言ってヤツはこの結界内から姿を消した。
「…ち、逃げ足だけは天下一品だな、全く。」
その時だった。
結界外の上空に夥しい程の魔力反応を感知した。
≪これはまさか……!?≫
(どうした、アイーシア?)
≪この魔力反応は…!いけません、智哉様!ここに居ては不味い事に!誰かが闇の書の力を行使して、上空からこの結界を破壊するつもりです!!何処かへ非難するか広域展開出来る障壁を張らなければ防ぎ切れません!!≫
(何だって!?…くそ、もう時間が無い!)
オレは鎧を装着したままのフェイトを抱き抱え、そのまま中心地から退避しつつ、
(和麻!煉!刹那!結界内から脱出しろ!出来る状況じゃないなら広域の障壁を展開して上空からの攻撃に備えろ!いいな!?)
それだけ一方的に思念通話で連絡し、オレは中心地から少し離れた場所でフェイトを離さずにその場で二人分の障壁を展開。
「あの…智哉さん、これって一体…」
刹那……
ドオオオォォォォオオオオオン!!!
砲撃が地面に突き刺さり、魔力が半球状に広がり、オレ達はそれに飲み込まれたのだった。
~後書き~
第12話アップ完了でしw
最近、スマブラXやってばかりで全然書いてませんでしたww
待ちくたびれた方にはお詫びします。
m(_ _)m
2008年2月11日月曜日
バースデーパーティ(むむさんの家にてw)
まだあれから1人しか来てません。
『人口密度高いな、おいwww』
一人が徐にリュックからUNOを取り出す。
オレ「おお~!UNO良いね~!……あれ?でもUNOって10人まで?w」
ポッポ(仮名)「気にするな。そこに書いてあるのはあくまでベターな人数設定だから」
オレはUNOの山札半分を手に、シャッフル開始。
そこへ、地鶏の長男(仮名)が、何処からか黄色いトランプを召喚。
オレ「トランプとUNO同時にやらね?」
「黄色見辛いな、おいw」
そこへ、ポッポが助け舟。
皆「マジかよww」
そこに、一辺につき3人座っていく………
全員正座なのは、ご愛嬌wwww
そして、自分の両側には別のゲームをする人が座ってると言う、カオスな状況にwwww
そう、一つ飛ばしにUNO組と大富豪組に分かれたのだww
オレ「そろそろ、硬水買いに行こうぜ!」
そうしようかという皆の賛同の声。
オレ「誰行く?オレ車出しても良いぜ?」
ポッポ「流石に主役が抜けちゃ不味いでしょwそれにむむもここの住人だから…」
オレ達の中にネタに走るのが好きな者がいるんです。
オレ「んじゃ一個食うわ」
リング状のお菓子を口に放り込む。
最初は美味かった(まあ、食えないわけじゃないと言う程度だが)
問題はその後。
口の中がどんどん辛味に支配されていく。
これが『魔王ジョロキア』の真の正体。
だが、辛いもんが大好きなオレには全く効かず、
オレ「うめー。これ何個でもいけるわー」(棒読みwww)
何をとち狂ったか、一気に5個を口に放り込む。
更に5個。
もう、辛味何てオレの敵じゃねー。
オレ「カルピスを硬水で作ったらどんな味するか試すわw」
硬水の味を試した人はいるだろうか?(硬水の代表例は、『コンプレックス』)
コップに硬水9:カルピス1位の割合で作って、一気飲みwwww
数分後……………
硬水飲んだ友達も続々とトイレに駆け込む始末ww
もっさん(仮名)「もうあれで良いんじゃね?」
ポッポ「マジかよ…。あれ行くの…?」
オレ「あれって何さw」
ポッポ「……知らないよ、オレ?…じゃあ夢幻さん、んじゃその窓側のでっかい箱開けてみてよ」
オレ「……は?でっかい箱ってどれさ?」
もっさん「そのどでかい箱に乗っかってるアマゾンの。」
オレ「…ああ、これか。」
その箱は未開封。
むむの家にはダンボールが沢山あって、そのどでかい箱の上に上がってたのもむむの物かと思ってたオレはそのアマゾンのでっかい箱を開ける。
箱をカパッと開けると…………………
オレ「…………」
オレ「……」
オレ「ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
開けてみて吃驚です、いやマジでwwwwwwwwwwwwwww
ポッポ「あぁ、あと夢幻さん、そのデカイ箱の横にあるのも開けてみてよ」
辺りを探すが、見当たらない。
もっさん「でかい箱の右側のやつ!」
オレ「………あ!これかww」
これまたアマゾンの箱。
先程のこともあり、オレは恐る恐る箱を開封。
すると…………………
オレ「こ、これはまさか!!!!!!!!!」
まあむ「何で髪が少し見えただけで判るのさwwwwwwwwwwwwww」
笑いながら、まあむからの鋭い突込みが飛んで来た。
今のオレは無敵だ(何がw)
何人たりともオレを止められん!!
オレ「フ……、教えてやろう。それは『愛』だよ」
その瞬間全員大爆笑さ。
↑皆から貰ったプレゼントwwwwwww
何という異色の組み合わせwwwwwwwwwwwwww
でも、二つとも欲しかったものです。
ホント皆には感謝の極み。
ありがとう。m(_ _)m
さてさて。
話はこれにて終わりでは無いのです。
むしろ、ここからが始まりと言っても過言ではない。
今のは単なる序章に過ぎない…………
誕生日といえば、プレゼント!で終わる訳も無く、ケーキに蝋燭を立てて、火を点け、息で吹き飛ばし、それを食べるという工程をやり遂げなければなりません。
オレの前に出されたケーキの箱。
もっさん「まあまあ、とりあえず開けてみてよ」
オレ「分かった。んじゃ開けるぜ!」
カパッとケーキを取り出す…と………………?
↑開けてビックリ誕生日ケーキその1
(゜д゜ )
( ゚д゚)
オレ「ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
オレが物凄い顔をしてるのにも構わずに
ポッポ「ささ、夢幻さんこっちもあるからどうぞ、開けてくださいな」
オレ「……え?こ、こっちも?………まあ、いいや。それじゃ開けようか。」
言われた通り、カパッと開けました。
↑開けてビックリ誕生日ケーキその2
( ゚д゚)
オレ「…………マジですか?」
嫁が一緒に、っつーかむしろオレじゃなくて嫁二人の誕生ケーキですか?
何ともやってくれるよ、オレの友は。
これ、名前入れて貰うの勇気必要だっただろうな、それも相当の。
これ入れたポッポは最早究極の強心臓の持ち主なのではないだろうか?
ポッポ「ささ、夢幻さん。どっちのケーキを食べるか選んでね。」ネタ好き「まあ、勿論夢幻さんが選ぶ方はあっちだってオレは信じてるけど。だって浮気しないって言ってたしね~!」
オレ「……ぅ」
オレにフェイトか智代を選べと?
そ、そんなの……も、勿論……!
オレ「オレは…………オレはこっちを選ぶぜ!」
智代を選び、点火。
遂に蝋燭へ点火。↑
21本の蝋燭が燃えてます。
蝋燭吹き消した後、チョコレート見たら溶けかかってました。
蝋燭点火した、智代の名前が入ったケーキをオレは食べ始める。
ガツガツ……
バクバク……
むむ「うわ、夢幻さん早いよ!」
もっさん「うわぁ、ホントだ!」
ネタ好き「やばい!俺らも食べないと夢幻さんに負ける!」
ポッポ「フェイトのチョコレートどうする?」
ネタ好き「やっぱこれは夢幻さんにあげるべきでしょ。」
もっさん「これでフェイトは養子になったね、夢幻さん!」
オレ「………(無言)」←ケーキを無心で食ってます
フェイトの名前が入った方のケーキを皆で突っつき合い始める皆。
十数分の末、ようやっと一人で完食………。
正直言います。
もう今年はケーキ必要アリマセン。
っつーか、甘いものはもう必要アリマセン。
皆は、オレの血糖値どんだけ上げれば気が済むんですか?
それからは『幸福捜査官募集』とかって言う糞ゲーをやってました。
ホントに糞です………
皆これのお陰で睡魔に襲われてました。
只のボタン連打ゲー。
OPは中々糞ゲーとは思えない出来だったのに、始めた途端、一気にクオリティがどん底に……。
もう思い出したくもアリマセン。
糞ゲーを終えて、日付が替わる。
と、いつの間にかパスタ祭りにwwwwwwwwwww
まあむやポッポが沢山のパスタを披露。
オレが色んな意味で気に入ったパスタを少し紹介ww
一品目
パスタ+納豆+うどん+ふりかけ
ここまでだったらネタ好きも普通に美味いと言ってました。
ここまでだったら。
+ポッキー
オレはこのパスタを見た瞬間、何か刺さってるのを発見。
何か嫌な予感がしたので、ゆっくり近づいてみる……
オレの目に狂いはありませんでした。
刺さってたのは紛れも無くポッキー。
しかも、刺さってるところは勿論溶けてます。
ま、まあ……チョコレートなら何とかまだ許せ……無いな。
しかし、オレ達は更なる強敵を発見してしまう。
+ナタデココ
ネタ好きが一番に発見してパクッとナタデココのみを食べる。
オレもその後に続いてパクッと一口。
吐きそうになりました。
それ以上は言いません。
何も語る事などありません。
二品目
うどん
熱々のうどんです。
オレは食べてません。
では、何故ここに紹介したのか?
それは………………
+ナタデココ
ナタデココってどんなもんか知ってますか?
オレはよくヨーグルトと一緒に入ってるのしか食べた事無いですけど。
ヨーグルトに入ってるのは美味いですよ?
ヨーグルトに入ってるのは。
でもさ、うどんの中に入ってるってどうよ?
それも熱々のうどんにだよ?
オレはナタデココを見た瞬間、箸でつまんで食べてしまいましたよ。
どんな味したと思います?
普通に吐きそうになる程の味です。
ここで忠告しましょうか。
ナタデココは温かい、又は熱いものに入れてはいけません。
絶対に入れないようにしましょう!
(誰が入れるんだよwwwwwwwwwww)
以上、オレのバースデーパーティの一部始終でした。
あ、ちなみに実はオレの誕生日はもうちょっと後ですwwww
ちょっと早いのは内緒ww
開いてくれた皆ありがとう!
m(_ _)m
2008年2月5日火曜日
<第11話 決意の力>(訂正版)
<第11話 決意の力>
オレはここ数日、フェイトの家に居候させて貰い、闇の書に関して調べ続けている。
なのはとフェイトを学校へ送り迎えしながら、空いた時間を修行や闇の書の件に使っている。
フェイトは家に居る時間を使って、闇の書の情報について意見をオレ達と交換し合う。
今も夜になっているのだが、その件に関して会議の最中だ。
奴らがまた何時現れるか判らない以上、対策を怠る事は絶対に出来ない。
(……よし、アイーシア。この後は修行に行くぞ、良いね?)
≪分かりました。ですがもう時間も遅いですし、無茶だけはしないでくださいね?フェイト様も最近智哉様が夜遅くに家を出ているのに気付いているようですから。余り心配を掛けてしまってはフェイト様が倒れてしまいますよ?≫
(…あぁ、分かってる。…でも時間は限られてるんだ。修行も余りやら無さ過ぎたしな。次何時ヴォルケンリッターが襲撃してくるか分からないんだ、全力を発揮出来る状態にしつつ、且つ体力、魔力の持久も高めておかなきゃいけない。フェイトを守るためにも、万全の状態でないと。)
≪ふふ、智哉様はフェイト様に対して本当に過保護なんですから。けれど、無茶なされたり、無理している様子を確認次第、終了させます。宜しいですね?≫
(分かってる。それじゃ、行こう。)
アイーシアと話が終わると、オレはその場を立ち、その場に居た全員に少し修行に行く事を伝え、玄関を出た。
帰ってきたのは明け方の午前5時過ぎだった。
ゆっくり、静かに玄関を開け中に入って出来るだけ音を立てる事無くドアを閉めてリビングへ。
(…ん?あれは……台所か?)
暗闇である筈の部屋がほんの僅かではあるが光が漏れていた。
光が漏れている方向からすると、台所であろう、電気が点いていた。
オレはリビング前のドアを静かに開けて中に入る。
台所まで静かに歩いて行こうとすると、
「……あら、智哉さん、お帰りなさい。随分遅かったのね。」
オレに気付いたのか、リンディさんが普段よりも声のトーンを落として話し掛けて来たのだった。
「心配しました?」
冗談交じりに言ってみると、
「それは勿論心配しますよ。今は一つ屋根の下で過ごしているのですから。でも、私よりもずっとフェイトさんの方が智哉さんの体だけでなく、色々心配していますから、何事も程々にしてくださいね。これは提督命令です。」
「奴らが、ヴォルケンリッターが現れた時にフェイトを守れるのは、オレしかいないと思っています。自身の力に自惚れる気はさらさらありませんが、現に奴らはベルカの魔導師の中でもトップクラスの実力を持つ者にしか与えられない称号である、『騎士』を名乗っていますからね。何時何処で何があってもフェイトを守れるような体勢でなければ。……そうそう、なのはに関しては多分和麻が守ってくれるでしょうから、心配は無用ですので。」
久々の激しい修行で疲れたが、気分が良かったためにリンディさんへ笑顔を向けた。
「そうですか、智哉さんがそう仰るのなら大丈夫なのでしょうが、本当に無茶だけはしないでくださいね。智哉さんはもう個人で動く民間人ではなく、アースラに所属する管理局員も同然、いえ、管理局員であり、アースラにとって絶対に不可欠な存在なのですから。」
そのようにオレに話したリンディさんは、思い出したように、
「……あ、紅茶とコーヒーどちらにします?」
と話を変えた。
一変してしまった空気に耐え切れずにいたオレが、あはは、と笑うと釣られたようにリンディさんも、うふふ、と笑い出した。
「じゃあ、お言葉に甘えてコーヒーで。砂糖の量は何時もの通りでお願いしますね。」
淹れたばかりのコーヒーを味わいながら、リンディさんと他愛無い談話をして、フェイト達が起きるまで時間を潰した。
私は今、相棒である、バルディッシュを引き取るために管理局に居ます。
なのはと一緒に取りに行くために私は待合室でユーノとアルフと時間を潰しているところです。
智哉さんは私達を家まで送ってくれた後、少しやらなきゃいけない用があるからと言って、そのまま自宅へ戻って行ったみたいでした。
最近、智哉さんは私達の護衛を母さんから引き受けた事で大学へ行く暇が全然無さそうでしたし、クロノやエイミィに智哉さんの話を聞くと、私が居ない間も闇の書の事件について熱心に働いてくれているとの事。
そんな状況の所為で宿題が山のように積み上がってたりしているのでは、と思ってしまいます。
それもこれも、私がまだまだ弱いからなのです。
なのはが突然襲われた時もそうでした。
私が助けに行った筈なのに、気付けばボロボロにされてしまいました。
遅れて加勢してくれた和麻さんのお陰で戦局がこちらに傾きかけたのにも拘らず、私が無理をした事で拘束されてしまったため、和麻さんが迂闊に手を出せなくさせる状況に。
そんな状況を覆したのも智哉さん。
智哉さんは何時も私の傍にいてくれて、必ず守る、と言ってくれる。
守って貰ってばかりでは何も始まらない。
強くならないと。
強くなって、智哉さんと一緒に……
頭で色々思考を巡らせていると、向こうから走ってくる音が聞こえました。
「「「なのは」」」
私達が揃って声を上げます。
「ごめんね、遅くなって」
すると、なのはが可愛く下を出し、テヘッという表情で謝りました。
なのはが遅れて来るのは珍しいんですが、今はそんな事は関係ありません。
「こっちの二つはもう感知だって!」
私とユーノはなのはに笑顔で私達の相棒、バルディッシュとレイジングハートを目の前に見せます。
私達の相棒は、新品同様の輝きを放って今か今かと戦いを待ち望んでいるかのようにいたのでした。
「…そう、良かったぁ。今どこ?」
「二番目の中間ポートです。後10分位でそっちに戻れますから。」
「そう、じゃあ戻ったらレイジングハートとバルディッシュについての説明を…」
エイミィがユーノと通信している、まさにその時だった。
今まで写していた映像から画面がいきなり切り替わり、そこに映し出されたのは『emergency』と言う名の文字だった。
そう、アラートが鳴り響いたのだ。
「こりゃ不味い!至近距離にて緊急事態発生!!」
「……!」
「都市部上空にて、捜索指定の対象二名を補足しました!現在、強装結界内部にて対峙中!!」
その頃、リビングに居たリンディはホログラムに映し出された武装局員の状況報告を受けていた。
「相手は強敵よ!交戦は避けて、外部から結界の強化と維持を!現地には、執務官を向かわせます!」
「はっ!」
「……ん?この魔力反応は……アイーシア」
かなり遠い場所から複数の魔力反応を感じ取ったオレはアイーシアに確認を取る。
≪はい。恐らく智哉様の予想と一致するかと。どうされます?やはり行かれますか?≫
「…あぁ。あくまでオレの勘ではあるが、二人が来そうな気がするんだ。…ま、アイツも来るだろうしな。仮とは言え管理局入りしたんだ。それにオレはあの子を生涯守ると決めた訳だし。」
≪ふふ。分かりました。それでは参りましょうか。≫
「デバイス起動と同時にジャミング粒子散布。さあ、行こうか。慎ましくな。」
漆黒に染まった全身鎧を身に纏い、右手に相棒であるラグナロクを手に、オレは魔力反応を感じた場所へ向かった。
強装結界内部には十数人の武装局員と捜索指定対象であるヴィータと何時もの大型犬から人型へ姿を変えていたザフィーラが。
ヴィータとザフィーラは武装局員に囲まれていて互いに睨み合ったままの膠着状態が続いていた。
どちらかが一歩でも動けば戦局が一転してしまうためだろう。
動かない、否、動けないでいるのは、良い方に傾かなかった場合に取り返しがつかないと互いに感じ取っているのだろう。
「……ちぃ!」
膠着状態に痺れを切らしてきたのか、ヴィータが遂に苛立ちを隠せず言葉にしてしまう。
「……管理局か」
「でもチャラいよこいつ等。返り討ちだ!」
ヴィータはこの膠着を打破しようとデバイスを振り上げ戦闘態勢に入ろうとする。
が、その次の瞬間に武装局員が動いたのだった。
周りをつかず離れずの状態を保ち続けていた彼らが全員ヴィータとザフィーラの方を目視しつつ一気に後ろへ後退して行ったのだ。
「……え!?」
ヴィータはその意図に全く気付かず戸惑いを隠せなかった。
しかし、ザフィーラは逸早くそれに気付いて、
「上だ!」
ヴィータに告げる。
態勢を解き上空を見上げるヴィータ。
そこには青白い光を放つ、無数の刃と中心にはミッドチルダの魔方陣が展開されていた。
そう、武装局員は囮だったのだ。
「スティンガーブレイド・エクスキューションシフト!!!」
黒衣のバリアジャケットに身を包んだ少年、クロノが叫ぶ。
クロノの声と共に光の剣先が二人に向き、流星の如く絶え間なく降り注ぐ。
「…ちぃっ!」
ザフィーラがヴィータを右腕で庇いつつ、左手から障壁を展開した。
刹那、無数の刃が障壁に突き刺さり爆散していく。
一つの魔力刃が爆発することで他の魔力刃も誘爆し、終いには大爆発を巻き起こした。
「…はぁはぁ。……少しは、通ったか?」
爆発したことで発した煙が晴れて行く。
するとそこにあったのはクロノの放った渾身の一撃が数本腕に刺さっているだけのザフィーラの姿だった。
「ザフィーラ!?」
「…気にするな。…この程度でどうにかなる程…柔じゃない!」
そう言いながら腕に力を入れると、数本刺さっていた魔力刃は力無く抜け落ちた。
「…上等!」
自分を庇ったザフィーラの心配をしたヴィータだったが、この程度の攻撃でやられる訳は無く、流石だという顔で言った。
そして、不意打ちのように攻撃を仕掛けて来たクロノの方を向いて睨んだ。
ヴィータに睨まれたクロノはデバイスを構え直す。
「武装局員、配置終了!オッケー、クロノ君。」
「了解!」
エイミィからの通信で準備が完了した事を告げられた。
「それから今、現場に助っ人を転送したよ!」
「…え!?」
(この状況下で助っ人とは一体!?)
そう思ったクロノは辺りを見渡す。
(助っ人と言うと……和麻さん達、ハイメルリッターか!?それとも智哉さんか!?)
クロノが見つけた二人の姿。
「……ぁ!なのは!フェイト!」
そう、デバイスを修理に出し、現在戦闘が出来ない状態であり、智哉に護衛して貰っている筈の二人の少女だったのだ。
フェイトとなのはの後ろにはユーノとアルフも助っ人として参戦していた。
ヴィータとザフィーラもフェイトやなのはの魔力を感じ取ったのだろう、二人の居る方へ視線を向ける。
「…あいつ等!」
「レイジングハート!!」
「バルディッシュ!!」
「「セーットアーップ!!!!」」
刹那、二人が立っていたビル上空から眩い光の柱が二人を包み込む。
≪Order of the setup was accepted.≫
≪Operating check of the new system has started.≫
≪Exchange parts are in good condition,
「え…?!こ、これって……」
completely cleared from the NEURO-DYNA-IDENT alpha
「……今までと…違う!」
zero one to beta eight six five.≫
二人は共に戦ってくれていた相棒から発せられる感覚が、今までと何かがいつもと違う事に気付いた。
と、そこへ。
「二人とも!落ち着いて聞いてね!レイジングハートとバルディッシュは新しいシステムを積んでるの。」
二人にエイミィが話し掛けて来た。
「……新しい…システム?」
エイミィになのはが不思議そうに聞き返す。
「その子達が望んだの。自分の意志で!自分の思いで!」
エイミィの言葉に驚き、フェイトとなのはは言葉が出なかった。
エイミィは続ける。
「…呼んであげて!その子達の新しい名前を!!」
≪Condition, all green. Get set.≫
≪Stand by. Ready.≫
「レイジングハート・エクセリオン!!」
「バルディッシュ・アサルト!!」
≪≪Drive Ignition!!≫≫
刹那、二人は新たに進化した相棒の発する更なる光に包み込まれた。
なのははレイジングハート・エクセリオンから巻き起こった無数の白い羽に包まれ、バリアジャケットを生成、進化した相棒を左手に。
フェイトはバルディッシュ・アサルトから発せられる黄金の稲妻を纏い、バリアジャケットを生成、進化した相棒を右手に。
新たな力を手にした、二人の魔法少女は元いた場所にゆっくり着地した。
「あいつ等のデバイス……あれってまさか!」
フェイトは上空を何か決意した視線で見つめ、
≪Assault Form. Cartridge Set.≫
バルディッシュにカートリッジをセットさせる。
同じくなのはもフェイトと同じ視線を上空へ移し、
≪Accel Mode. Stand by. Ready.≫
レイジングハートを戦闘態勢に。
二人が構えると、それぞれのデバイスのコアが輝きを放ったのだった。
その頃、結界外上空では……
「強装型の捕獲結界…ヴィータ達は閉じ込められたか。」
≪Wahle die Aktion.≫
「レヴァンテイン。お前の主はここで退く様な騎士だったか?」
≪Nein.≫
自身の相棒であるデバイスと会話しているピンク色のポニーテールをした女性、シグナムがいた。
「そうだ、レヴァンテイン。私達は今までもずっとそうして来た!」
シグナムはレヴァンテインにカートリッジをロードさせる。
次の瞬間、鍔から紅蓮の炎が巻き上がった。
フェイトとなのははヴィータとザフィーラに近づくため、少し前のビルの屋上へ着地した。
「私達は貴方達と戦いに来た訳じゃない。まずは話を聞かせて…」
「…闇の書の完成を目指している理由を!」
二人は必死に言葉を投げ掛けようとする。
「……あのさぁ。ベルカの諺にこーゆーのがあんだよ。『和平の使者は槍を持たない』」
しかし、フェイトとなのはの言葉に呆れた顔で答えるヴィータ。
ヴィータの答えに対して、頭に?マークを浮かべる二人。
「話し合いをしようってのに、武器を持ってくるヤツがいるかバカ!って意味だよ!バーカ!!」
「な!?い、いきなり有無を言わさず襲い掛かって来た子がそれを言う!?」
なのははヴィータの言葉に猛烈に抗議。
「それにそれは諺では無く、小話のオチだ。」
すかさずザフィーラが冷静な突っ込みを入れる。
「うっせぇ!良いんだよ、細かい事は……」
自分がとても良い事を言ったのにも関わらず、ザフィーラが突っ込んだ事に機嫌を損ねたのか、膨れっ面をしてしまうヴィータ。
と、その時。
両者の丁度間に紫色の奔流が降り注いで来た。
ビルの屋上に落ちた奔流が消えると、そこから現れたのはシグナムだった。
「シグナム!」
それを見たフェイトは彼女の名を叫んだ。
シグナムは立ち上がり、表情は変えずに静かにフェイトの方を見た。
「……」
そんなシグナムにフェイトは只黙ったまま。
「ユーノ君!クロノ君!手出さないでね!私、あの子と一対一だから!!」
「……くっ」
なのはの言葉が聞こえていたヴィータは唸る。
「…マジか?」
「…マジだよ。」
なのはの言葉に無茶過ぎると言いたげな厳しい顔付きでクロノとユーノは言う。
(……アルフ)
「……!」
フェイトからの思念通話。
フェイトが、自分の主人がこれから何を言わんとしているのか予想がついたアルフ。
(……私も)
シグナムの方へ目を向けたままフェイトは続ける。
(彼女と…!)
アルフに顔が見えずとも、意志の強さが伝わる。
こうなった主人は何があっても自分の想いを貫き通す事を知っているアルフは、
「…ああ。あたしも野郎にちょいと話がある。」
思念通話と同時に、目の前で対峙しているザフィーラを睨みながら聞こえるように言葉にした。
「………」
ザフィーラはアルフの言葉に冷静な顔で睨み返す。
二人の間に緊張が走る。
それはフェイトやなのはにも言える事だが。
(ユーノ、それなら丁度良い。僕と君とで手分けして闇の書の主を探すんだ。)
(闇の…書の?)
ユーノが思念通話で疑問を返す。
(連中は持っていない。恐らく、もう一人の仲間か主かが何処かに居る。僕は結界の外を探す。君は結界の中を。)
(分かった。)
納得した顔で頷くユーノ。
(じゃあ、その仕事を僕達も手伝おうか。)
(…え!?)
結界外から現れたのは、特徴的な槍型のデバイスを持った刹那と、暗くなった今でも光を放つ蒼穹の鎧を見に纏う煉だった。
二人の傍に着地して、
「……複数の大きな魔力反応を感知してな。もしやと思って来れば案の定だったようだな。先程の内容は把握した、手伝おう。俺は外、煉は中で良いな?」
「了解、じゃあ早速行こうか。」
「「はい!」」
同時刻。
≪Master, please call me “Cartridge Load.”≫
レイジングハートは主にロードを願う。
「うん。レイジングハート!カートリッジロード!!」
なのはがレイジングハートを全面に構え、声を発する。
≪Load Cartridge.≫
レイジングハートのコアに文字が浮き出て、デバイス内のカートリッジが自動で装填、ロードを行う。
ロードが完了し、魔力値が一時的な爆発上昇したレイジングハートを両手で構え直すなのは。
レイジングハートの一連の動作を見ていたバルディッシュも、
≪Sir.≫
自分も頼みます、とフェイトに呼び掛ける。
「うん、私もだね?」
フェイトはバルディッシュに聞き返し、
「バルディッシュ!カートリッジロード!!」
≪Load Cartridge.≫
バルディッシュのコアに文字が浮かび上がり、デバイス内に組み込んであるシステムが自動で動き、カートリッジを装填の後、ロードした。
バルディッシュを持つ右腕を振り下ろし、魔方陣を展開したフェイト。
「デバイスを強化して来たか。気をつけろヴィータ。」
「言われなくても!」
ザフィーラの忠告にヴィータは文句をつける。
フェイトの構えに、シグナムも両手でデバイスを構え、戦闘態勢に。
結界内にいるベルカの騎士と管理局の魔導師達は一斉に互いの戦いたい相手の下へ散った。
「ふん、結局やんじゃねーかよ!」
「私が勝ったら話を聞かせて貰うよ!いいね?」
「やれるもんなら……やってみろよ!」
そう叫んだヴィータは左手の指の間に召喚した鉄球4つを浮かせつつ、魔方陣を展開。
≪Schwalben fliegen.≫
デバイスの電子音と共にヴィータは魔力が宿った鉄球をデバイスで振り抜く。
≪Accel Fin.≫
レイジングハートの音声でなのはのシューズから桜色の羽が生え、一瞬で上空へ移動し、鉄球を回避。
それを見たヴィータは、
「アイゼン!」
≪Explosion.≫
デバイスに声を掛け、モードを変化させる。
≪Raketenform.≫
このラケーテンフォームは初めてなのはと出会った時に、なのはの硬い防御を一瞬で破壊した強力な形態。
鉄槌の片側のロケットブースターがジェット噴射によってスピード、回転の勢いを増し、一気になのはに詰め寄る。
一瞬反応が遅れたなのはを庇うように、
≪Protection Powered.≫
レイジングハートがバリアを生成。
その次の瞬間、ヴィータの一撃がバリアに直撃。
凄まじい火花が散るも、以前戦った時のようにバリアが砕けるような素振りは見せなかった。
「……硬ぇぇええ!!」
「…ほ、ホントだぁ。」
自分のバリアが以前破られている攻撃だけに、目の前の状況に驚きを隠せないなのは。
≪Barrier Burst.≫
レイジングハートが距離を取ろうとしたのだろう、バリアを爆発させて互いを吹き飛ばした。
≪Let's shoot it, Accel Shooter.≫
デバイスを全面に構え直したなのはにレイジングハートが命令を願う。
「うん、アクセルシューター!」
≪Accel Shooter.≫
なのはの声と共に桜色の魔方陣が展開され、レイジングハートのコアから十数の光が放たれた。
「……え?!」
「……な!?」
撃った本人もそれを回避しようとしたヴィータも驚いていた。
無理も無い。
放たれた十数の光はヴィータを狙いには行かずに、レイジングハートのコアを中心に円状に広がっていったからだ。
≪Control, please.≫
なのははレイジングハートからの要求に答えるため、目を瞑って精神を集中させ、放たれた全ての魔法弾を操作しようと試みる。
全ての魔法弾は急激に進路を変え、ヴィータを取り囲むように周囲を回る。
「…アホか?こんな大量の弾、全部制御出来る訳ねー!」
そう言ったヴィータは避けられ、空中を浮遊している鉄球に魔力を送り、同時になのはを攻撃した。
≪It can be done, as for my master.≫
出来ると相棒に言われたなのはは、もう一度精神を集中させる。
刹那、
「……疾きこと雷の斬撃、疾風迅雷!」
なのはに向かっていた4つの鉄球が見事に真っ二つ。
同時に上空から声が掛かる。
「なのは、防御は気にするな!私が君を守る!!だから、攻撃のみを集中しろ!!!」
その声の主、それは管理局の空軍部隊を統括する部隊長、宮沢和麻だった。
同じ頃、黄色い閃光と紫色の閃光が幾度となく激しくぶつかり合っていた。
「「はああぁぁぁぁあああ!!!」」
ガキイイィィィィイイイイイン!!!!!
互いのデバイスがギリギリと鳴る。
どちらの力も均衡し、互いにデバイスを弾き合って後ろに後退。
≪Plasma Lancer.≫
バルディッシュの音声が引き金となって、フェイトを中心に魔方陣が出現。
その周りにはプラズマを纏った黄色く光る魔力球体が8つ。
シグナムはフェイトの攻撃に備えて構える。
「プラズマランサー……ファイヤー!!」
フェイトの声によって放たれた球体は周りを囲っている小さな魔方陣が発射台となり、槍状の弾丸へと姿を変えてシグナムを襲った。
それを見たシグナムは、予め剣先に溜めておいた紅蓮の炎を振り抜き、攻撃を弾く。
弾かれた槍状の弾丸、ランサーはシグナムの周囲に散る。
がしかし、
「ターン!!」
ランサーはまだ死んでおらず、フェイトの声で弾かれ移動した場所でそのまま方向転換し、再度シグナムに襲い掛かる。
シグナムはそれに気付き、上空へ飛翔した。
それによってランサー同士が激突したが爆散はせず、それどころか更に方向を修正しシグナムを狙い撃つ。
「レヴァンテイン!」
≪Sturmwellen.≫
カートリッジを一発消費したレヴァンテイン。
≪Blitz Rush.≫
ランサーの速度が上昇し、シグナム目掛けて突進した。
しかし、
「でええぇぇぇぇええええい!!!」
シグナムの振り抜いたレヴァンテインからはカートリッジを消費し威力の上がった紅蓮の炎が巻き起こり、ランサーを消滅させた。
その振り抜いた硬直を狙って、フェイトはすかさず攻撃を加える。
≪Haken Form.≫
バルディッシュの音声が鳴り響き、カートリッジを一発消費してモードが変形し大鎌の如き形態に。
≪Schlangeform.≫
一方のレヴァンテインもカートリッジを一発消費して、剣先が分解し、まるで鞭の如く長くなった。
刹那、大爆発が起こる。
二人はつかず離れずの距離を保つ。
互いにはそれぞれ受けた傷が跡になってくっきりとついている。
「強いな、テスタロッサ。」
≪Schwertform.≫
「…それに、バルディッシュ!」
≪Thank you.≫
「あなたと、レヴァンテインも……シグナム。」
≪Danke.≫
互いに互いの強さを認め合う。
「この身に、成さぬ事が無ければ……心踊る戦いだった筈だが……仲間達と我が主のため。今はそうも言ってられん。殺さずに済ます自身は無い。この身の未熟を許してくれるか。」
そう言ってシグナムは鞘を召喚し、レヴァンテインを収め、居合いの構えを取って魔方陣を展開。
「構いません……勝つのは、私ですから」
「……はぁ、全く。無茶は承知の上ですか、オレの将来のお嫁さんは。自分の身を案じて少しは構ってくれるとオレ的には嬉しいんだけど。」
フェイトの頭をポンポンと触る、その声の主は愛する少女を守る漆黒の騎士、神崎智哉だった。
~後書き~
ふぃ~、漸く第11話完了ですw
今まではホントにゴメンなさいです。
m(_ _)m
テスト週間だったもんで、アップが1週間以上も空いてしまいました・・・w
テストからもやっと開放されたので、これからはジャンジャン行こうと思ってます!w
今後ともどうぞ宜しくお願いします~w
m(_ _)m