名も無き世界へようこそ。 ここには主に日常の日記、野球関連の事柄、アニメの感想を載せています。 また、最近二次創作SSも書き始めました。 良かったら読んでいってくださいw 読んだらコメント書いてくれるとメチャ嬉しいですw 宜しくお願いしますwm(_ _)m

2008年3月26日水曜日

<第19話 再び交える剣>

二次創作SS『魔法少女リリカルなのは ~定められし運命~』

















<第19話 再び交える剣>














相手はこれまでも主を守るため、数々の戦闘を繰り返して来た戦闘のエキスパート。

確かにオレはこの力を手にしてからは数多の困難を凌いで来た。

だがそれは相手も同じ。

一対一のタイマンならば勝てると自負している。

が、そんな状況はそうそう無いのも事実。

今回はそれに加えて、ベルカの魔導師の中でも高位の魔導師に送られる『騎士』の称号を持つ者達が相手。

それも今は死に物狂いで向かって来ているのだ。

手を抜けば勿論負ける。

こちらも本気を出せば良いのだが、相手を殺してしまえば本末転倒。

万が一殺してしまえば、はやてがまた一人になってしまう。

家族であるシグナム達が居なくなれば、悲しむのは分かり切っている。

それだけは絶対に避けなければいけない。

……そうなるとオレが出来る事は一つしかなかった。

向かって来る相手全てを戦闘不能に追い込むのだ。

最悪の場合、誰か一人で良い。

戦えない状態の者を人質に取り、無理矢理にでも話し合いをする。

それしか現状を打破出来そうに無かった。

出来ればそのような卑怯なやり方はしたくないのだが、この際仕方無い。

オレは考える。

誰を戦闘不能にすれば話し合いの場が出来る一番可能性が高いか。

直ぐに答えは見つかった。

ヴォルケンリッターのリーダーであるシグナム。

彼女を倒せば、万が一戦闘が続いても相手の戦力はガタ落ちだろう。

シグナムの戦闘力はフェイトを上回る。

攻撃に比重は置いているが、決して防御や回避を疎かにしない。

このタイプは非常に厄介な相手だ。

それに防御や回避に関しては、自らの意志で行っているようにはオレは思えなかった。

第六感が働いているのか空間認知能力に秀でているのかは判らないが、攻撃に対して瞬時に反応して合わせてくるのだ。

こういった相手を崩すのは並大抵な事ではない。

しかし、倒す事が出来ればその後の展開を優位に進める事が可能になる。

そんな事を考えながら、魔法陣が消えると同時にオレは突撃した。

直後、シグナムの目の前へ。

腹部へ突撃した勢いのまま蹴りを入れる。

が避けられ、避けたシグナムの後ろからザフィーラの拳が迫る。

それをオレは右手に持っていた剣で受け流しつつ、

≪ブレイク・インパクト≫

左手からゼロ距離で魔法をぶっ放す。

刹那、大爆発。

その中でヴォルケンリッターの気配を探る。

同時に魔法陣を展開。

「…………轟け、無慈悲なる氷結の息吹」

「うりゃああああぁぁぁぁああああああああ!!!!」

「ブリザード・アバランチ!!!」

上空に向けて腕を上げ光を放つ。

放たれた光は急激に辺り一面を冷やす。

急激に冷やされた空気は魔力によって全体に広がり、やがては煙を晴らした。

腕の上には巨大な氷塊が。

だが、その中にヴィータの姿は無かった。

間一髪で回避したようだ。

「ブレイク」

オレの言葉が引き金となり、氷塊は砂漠の空に輝きながら散った。

ヴォルケンリッターはオレを中心に囲んでいる。

(さて、ここからどうするか。)

















暫く回避に専念しながら対策を練っていた。

同時に相手を消耗させる事も忘れない。

彼等個々の戦闘力は確かに高い。

オレの目に狂いが無ければ、シグナムとヴィータはSランク相当の力があり、シャマルやザフィーラでもAAクラスからAAAクラスの実力を持っている。

だが、問題はそこでは無かった。

彼等は元々個人戦主体。

……………の筈だった。

しかしオレの目の前にいる彼等は、間違い無く連携を取って戦っている。

個々の戦闘力が元々高い上に、四対一で戦われるとこちらとしても戦い辛いことこの上ない。

この状況下でまともにやり合うならば、オレのリミッターを解除する他、解決策が見当たらなかった。

(アイーシア、少し……いや、相当オレ達が不利な状況なのは分かるね?)

≪はい。ヴォルケンリッターが相手である以上、現状のままでは相当辛いかと。≫

(……リミッターを二段階……いや、一段階で良いから解除してくれないか?)

≪解除は構いませんが、何故素直に二段階解除をしないのです?≫

アイーシアは不思議そうだった。

思念通話から容易に判る。

(………オレ達にとって最後の決戦、その時に起こり得る影響を少しでも減らすためにね。それに……)

≪……それに?≫

(これ以上、君に負担を掛けたくない)

何よりこれが理由だった。

≪智哉様……≫

(どうしてなのかは判らない。けど、オレは君が時々人間に見える事があるんだ。………根拠は全く無いんだけどね)

思った事を、ずっと前から思っていた事を話した。

色々考えはしたが、それっぽい答えは何一つ見つからなかった。

≪……ふふ≫

(お、笑ったな~?)

アイーシアの笑い声。

久々に聞いた気がする。

包容力のある、とても優しい笑い。

この笑い声に何度救われたか判らない。

≪申し訳ありません。智哉様からそのような言葉を戴けるとは思っていなかったので。≫

(以外だったかい?……それとも、オレらしくなかったかな?)

≪あ、いえ、そのような事は決して。その……智哉様…からのお言葉が……とても嬉しかった…ので。≫

嬉しいなんて事をアイーシアから言われるとは思っていなかった。

オレは今までで照れたような恥ずかしいようなアイーシアを見た事がない。

オレにとってのアイーシアは、何時も凛とした表情でいながらも、優しく諭すような声を持つ大人の女性。

まるで母親のような存在。

勿論デバイスなので想像だが。

(そっか。そう言って貰えたらオレも嬉しい。君には沢山迷惑をかけてしまったから。後少しの命なんだ。せめて燃え尽きるその日まで、今までかけた迷惑の一握りでも恩返しが出来たらって思ってる。)

≪智哉様…≫

「だから……だからこそ今!!こんな所で負けるわけにはいかない!!!!」

周りを囲むヴォルケンリッターに、砂漠の果てに居る者に聞こえる位に叫んだ。

短期決戦。

魔力を集中し、魔法陣を展開。

「アイーシア!ファーストリミッター解除!!」

≪…はい!ファーストリミッター解除承認、イグニッション!!≫

刹那、身体にかけられていた制御魔法が浮かび上がり、弾け消えた。

「…シグナム、この前聞いて来たよな?オレが騎士かって」

「ああ」

「オレは騎士ではあるが、ベルカの騎士ではない」

「……どういう意味だ?」

戸惑いを隠せない様子のシグナム。

無理も無いだろう。

『騎士』

この称号を受ける事が出来るのはベルカの魔導師、それも実力が秀でていなければならない。

だが、オレはシグナムに向かって『騎士』を名乗った。

「オレが今展開している魔法陣は確かにミッド式だ。だが、オレは仮面の男と戦った時にベルカの魔法も使った。これがどういう事か分かるか?」

「……てめぇ、一体何が言いたいんだ?」

ヴィータは相当じれったいようだ。

そんなヴィータを見て苦笑しながら答える。

「今この時代に、ベルカの魔法とミッドの魔法を同時に行使出来る魔導師なんていると思うか?」

「…そんな魔導師、存在する訳無いわ」

シャマルも不安が顔に出ている。

ザフィーラもオレの言わんとしている事に対して理解に苦しんでいる様子。

「…ただ一つの可能性を除いては」

そう言うとヴォルケンリッターは全員表情が変わった。

「……まさか、お前は」

シグナムが沈黙を破った。

不敵に笑いながらオレは話す。

「恐らくお前の思った通りだろうな。そう、オレは……オレの力は古代より存在するベルカの騎士『ヴォルケンリッター』とミッドの騎士『ハイメルリッター』双方の力を併せ持ち、双方を共に極限まで極めた者だけが足を踏み入れる事を許される、騎士の頂点、騎士の聖地とも言うべき最強の騎士団、『テンペルリッター』の力だ。」

アイーシアを構え、ツヴァイモードへ変形させた。

シグナム達も構える。

だが、気のせいなのかもしれなかったが、デバイスがカタカタと震えていた気がした。

それに、先程から表情に焦りが見えている。

叩くなら今しかない。

「巻き上がれ突風!切り刻め旋風!空波絶風撃!!」

身体を捻りながら、腕を縦ではなく横に振り抜く。

放たれた衝撃波が円状に広がりつつ、ヴォルケンリッター全員に襲い掛かった。

ヴォルケンリッターは難無く上空へ回避。

回避は問題無い。

初めから当てる気など微塵も無いのだ。

回避させる事で、こちらに向かって来る距離と時間を少しでも稼ぎたかった。

オレの思惑通り、自分の周りに魔力で生成したスフィアを計七つ展開。

これで第一段階は完了。

七つを壊されないように周囲に散らばすと同時にシグナムが上空からデバイスを振り抜いて来た。

≪パンツァーシルト≫

ガアアァァァアアアアアン!!!

「く………、ベルカのシールドか!?」

シグナムが唸った。

「……切り裂け天上の劫火!」

「…!?」

ラグナロクに紅蓮の炎が吹き上がった瞬間、シグナムが声にならない驚きを見せた。

「双龍一閃!!!」

シールドを解くと同時に放つ。

片方はシグナムに、そしてもう片方はオレの背後に回り込んで来たヴィータに。

ヴィータも攻撃しようと構えていたデバイスを咄嗟に盾としたようだが、そんな事で止められるような一撃ではない。

何せこの技の元はシグナムの必殺技なのだから。

幾ら双龍が分散したとは言え、龍の持つ一撃の重さはシグナムの放つ『飛竜一閃』に負けず劣らず。

ヴィータは受け止めきれず、龍に飲み込まれ大爆発。

シグナムの方もまともに直撃した様子。

それを確認したオレは、新たな魔法陣を展開しようとしたが、ザフィーラが攻撃を仕掛けに向かって来ていたのに気付き、散らばしていた全てのスフィアを迎撃に当てた。

ザフィーラを囲うように散らばっている七つのスフィアそれぞれから、一本の光線が発射されている。

しかし、その光線に一発も当たらず回避し続けるザフィーラ。

スフィアの攻撃如きでザフィーラが落ちてくれればそれに越した事は無い。

が、これは落とすためではなく、時間を稼ぎつつ、攻撃を受けずに相手との距離を取るための策だった。

展開しかけた魔法陣をもう一度展開、チャージを始めるオレ。

その時オレは感じた。

戦いには参加していないように見える、ヴォルケンリッターの一人、シャマルの魔力だった。

≪ブーストダッシュ≫

そこへアイーシアがオレのチャージを強制解除してまでオレを上空へ移動させた。

(!?一体どうしたんだ、アイーシア?)

≪智哉様も感じられたかと思いますが、あのシャマルという騎士は智哉様のリンカーコアを直接狙っているようです。≫

(それで強制解除までした訳だ)

≪はい、勝手をして申し訳ありません…。≫

新たに構え直したオレ。

(ハハ、オレの身を案じてくれた人がどうして謝る必要があるんだい?)

笑って答える。

(ありがとう)

そして短くそう告げた。

「……さてと、どうしたものか。のんびりチャージしていると背後からシャマルの空間攻撃、戦闘の先陣を担うシグナムとヴィータ、そして中堅を維持するザフィーラ。」

オレがこうして考えている間に、シグナムとヴィータは傷を癒しているかもしれない。

何か良い手は…………あるにはあるが。

(……アイーシア)

≪どうなされました?≫

(今から詠唱無しでフルバーストを放つ)

≪…!?≫

(ファーストリミッター程度の解除じゃ余りにも無謀なのは判ってる。けど、アイーシアにこれ以上無理をかければ君の本当の目的を達成する前に君自身が壊れてしまうのも否めない。)

≪ですが!≫

(そんな事をしたらオレの身体が壊れる、かい?)

アイーシアが口にするであろう言葉を先に言ってみた。

≪……はい≫

予想通りの不安そうな声だった。

アイーシアの言いたい事は最もだと思った。

けど、今のオレは大丈夫な気がした。

理由は分からない。

ただの何となく。

しかしそれは、何故か確信が持てた。

だから……

(こんなところでオレはまだ死ねない。君との約束を果たすまではね…)

≪………分かりました。ですが一つだけ我が侭を言わせてください≫

(ん?)

≪私が無理だと分かった時点でフルドライブモードを解除します≫

(…なるほど。そう来たか)

≪フルドライブモードを安全に維持したいのであればセカンドリミッター解除を。………これ以上は何も言いません≫

アイーシアは苦渋の決断だったようだ。

ここで負ければ確実に目的達成に影響が出てしまう。

けれどここで力尽きてしまえば本末転倒。

『オレだけに無理はさせたくない』

この想いがそうさせたのかもしれない。

これはあくまでオレの想像。

勝手にオレの頭で考えた妄想だ。

…でも、何故かそんな事を想っているのではないかと思えてしまった自分がいる。

それが表に出てしまった。

≪……智哉、様?≫

(ハハ。…いや、何でもないよ。じゃ行くぞ)

≪はい≫

「フューゼレイドモード!!フルドライブ!!!!」

≪フルドライブ承認しました≫

双剣がレールガンにして、両腰へ装着。

ザフィーラを囲んでいたスフィアを戻し、オレの周囲に展開。

シグナムとヴィータの姿もあった。

今、四人は固まっている。

両腕を伸ばし、手を広げた。

「受けよ!滅びの波動!!ルイン・アンデュレイション!!!!」

≪サンダーレイジ・エクスプロージョン≫

「≪フルバースト≫!!!!!!!!!」

刹那、両手より極太の白く輝く奔流、両腰からは紅蓮を纏った雷の奔流、そして周りに浮遊する七つのスフィアからは流星の如き緑色のレーザーが一斉に放たれた。

放たれた砲撃を前にザフィーラとシグナムが出てきた。

前衛に出てきた二人はルイン・アンデュレイションを受け止めようとする。

だが、まだ止まっていない紅蓮を纏う雷撃の奔流が後ろの二人を襲う。

ヴィータは自分を犠牲に、シャマルを逃がしたようだ。

一人一本の奔流を止められれば良いのだろうが、生憎たったの一人で抑えられてしまう程簡単にはいかない。

何せこちらは詠唱無しのお陰で、放つ前から大幅に魔力を消耗しているのだから。

ヴィータは逃げて行くシャマルを庇いつつ、二本の奔流を必死で受け止めている。

シグナムもザフィーラも押し続けた結果、地面に足を着かせることが出来た。

スフィアを防御の手薄な背後へ回す。

(今だ!!)

そう思って残りの魔力を一気に放出しようとした、瞬間だった。

「ごはっ!!」

吐血した。

その影響で奔流の威力も目に見える程落ちてしまった。

≪智哉様!?≫

(だ、大丈…夫…だから)

とは言ったものの、今の無理でヴィータとザフィーラに向けたスフィアが全て壊れてしまった。

これ以上失うわけにはいかない。

そして、まだ負けるわけにはいかない。

痛みに耐えながら叫ぶ。

「喰らええええぇぇぇぇぇええええええ!!!!!!」

刹那、奔流の太さが放った瞬間の二倍程に。

ドゴオオオォォォォォオオオオオン!!!!!!!!

地面に突き刺さり、大爆発。
















「……はぁはぁ……はぁはぁ」

地面に足を着けた瞬間、膝の力が抜けてよろめいてしまった。

巻き上がった砂塵、煙が晴れる。

傍にはシグナムが力無く倒れている。

騎士甲冑も大破。

遠くからボロボロのヴィータとザフィーラ、そして唯一無傷のシャマルが向かって来た。

「……はぁはぁ、大人しく話を聞いて貰おうか。いや、話し合いだな。その場から何かしようとすればシグナムが死ぬ事になるだろう。オレもこれ以上戦いたくないんだ。」

「……てめぇ!」

ラグナロクをシグナムの喉元へ突きつける。

「無益な戦いはしたくない。それに……これ以上戦うとはやてが心ぱ…」

グラッと視界が揺らいだ。

瞬間、身体に力を入れようとしたが叶わなかった。

ドサッ

その場に両膝から崩れ落ちた。

(くそ……こんな……ところで……)

(…ごめん…フェイ…ト……やく…そく……ま…もれ…そ……な……)

そして意識は闇の中へ消えて行った…………

















~後書き~

第19話ようやっと書き終わりました~……w
(;^-^A

中々良い文章が思いつきませんで…ww



さてさて、智哉君戦闘中に吐血。

オマケにぶっ倒れて意識まで失ってしまいましたw

この設定は外せませんでしたね、うん。

ここに繋げる為にかなり時間がかかってしまいました……orz



そろそろ終盤にさしかかろうかという所w

今後の展開に乞うご期待w

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

旅行に行った時についでにヤって¥7OOOOもらったww
旅費が浮くどころか遊びまくったよヽ( ・∀・)ノ
http://houkei.yycola.net/gyaku/